第63章 新たな来訪
譲る、譲れないではなく、違った在り方をする兄弟…
流れる血は違えど、この世で生きている別の道を頑張るもの…
そう捉えることにしよう。
学ぶものも、経験も、価値も、重きを置く所も、譲れない所も、何もかもが違う。
そして…私には私の道がある。
合わない人達への助けは、本人が求めるものに限るようにしよう。
死ぬはずだった、理不尽で返すぐらいなら死を選ぶ、死の直前となったものだけに留めよう。
まだまだ先がある…
死の瞬間まで…生きて、学びへと、糧へと――昇華せねば!
これまでの全てを!!
何事も、何ものも大事に、感謝を忘れないこと。
いつ学びの機会や命を奪われてもおかしくはないのだし…
その時に、悔いの残らないように取り組んでおこう!」拳握&真剣
遠くを見据える中、それらの言葉が口をついて出ていたようで…
(2600ページと)以下同文…;(再び周囲へお辞儀)
ケイト『うーん…神様や皆は私に甘過ぎるよ;
でも待てよ…他の人からの称賛をそのまま書いてるだけでも、読んでる人からすれば称賛とは映らないんじゃ?;
自画自賛だと言われたらどうしよう?』←心の呟き
神様『…どちらが褒められたことをしているのかもわからないのですか?』真っ黒&笑み
テロップ『目が笑ってない!;』真っ青
ケイト『……神様…彼のこと、そんなに嫌い?』
神様『大っ嫌いです^^
ええ、大っ嫌いですとも。
努力もしなければ頑張りもしない、ただ嘆くだけで何もしない。
何もしないまま結果など出るはずもないのに、散々笑って遊んでおいていい点取れない。
あなたのお陰で『更正』されたから天国行きになっただけです。
一生続けようと決め、今後も只管に、頑なに勉強に修業を努力し続けていますからね』
ケイト『神様…私ばかりべた褒めしないでよ…;』
神様『気に食わないというやっかみですよ、それ。
褒められたことをしていないのに、ただただ褒められたい、尊敬されたい、崇められたい。
あなた以外の他の存在はほぼほぼ煩悩、我欲に呑まれています。私利私欲で醜い、下賤な存在に他なりません。
自らの欲求ばかりに振り回され、他の事など考えない。
寧ろ考えてやったのだからどうだというのだという傲慢な態度しか取らない。
そんな人を…どうやって褒めろと?』
ケイト『…どうしましょう;』