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Unlimited【ダンまち】

第62章 新たな邂逅





彼「あ、獄寺君!山本も!」

山本「よっ!」
獄寺「乗れたんすね!流石っす!」

彼「うん…やっと…乗れたんだ」じわっ←今になって感極まる

山本「人数制限がないだけあって、とっても広いよな」

獄寺「乗り込んだ人数に合わせて、大きさや形を変えてるそうっすよ」

彼「へえ。凄い…」


放送『コクーンへ到着、到着』

プシュー←扉が開く音

皆の動きに流され降りていく中、ある人が前に歩いてきた。


彼「あ…」

ざっざっ


山本「あの人って…」

獄寺「確か国王…だったよな?お腹が」

だっ!←ケイトへ向けて走り出す
山本「!ツナ!」
獄寺「10代目!?」


ピタッ←ケイトの前で止まる

ケイト「!」ぱちくり

ツナ「あの…半年前は、済みませんでした!(お辞儀)

俺…俺、全然、何も見えてませんでした!
大事なこと、目を付けなきゃいけないこと、全部!!全部!!!;(涙目&ひっく)


あなたのお陰で、俺…大事なことに気付けました!

手紙も…!あのお陰で、俺……!!
通れるようになるまで、半年間頑張れましたっ!

ありがとうございましたっっ!」涙ぼろぼろ


べしいっ←ツナの頭を左手で叩く

獄寺「てめ」
山本「しっ」人差し指を立てて自分の口に当てる

獄寺「?」訝し気
山本「意味があるはず…だろ?^^」


ぐわし←左手でツナの頭を掴み
なでなでなで←乱暴に撫で回す

ケイト「顔上げろ」

すっ←ツナの横を通り過ぎる

ケイト「下ばかり向いてたら、楽しめないだろう?」微笑

ツナ「瞠目)!

~~っ!(涙目)

……(ぐっ)←更に泣き出しそうになるのを飲み込む


はい!!」真剣&微笑

ケイト「胸張って楽しんでこい(微笑)

頑張った分、目一杯な^^」

ツナ「はい!

色々…ありがとうございます!」お辞儀


更生できた唯一無二の世界となったこと…それに喜んでか、ケイトは笑っていた。

期待して…諦めないで、本当によかったと…彼女は後に語る。
「捨てたものじゃなかっただろ?」と、夫にも向けて自慢げに…

それに当の夫は…「君には負けるよ」と肩をすくめながら苦笑した。



帝国からの襲撃、それは辛酸を極めたものだった。

しかし、それを戒めるものが現れた。


その名は…ケイト。

パルゥムの言葉で希望という意味であり、名の通り希望となった。


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