第62章 新たな邂逅
彼「見つけたああああ!!」
その後…山田さんの所へ上着を返しに行っていた。
繰り返さないよう必死に頑張る彼に対し、見る目は…段々と和らいでいった。
三日坊主に違いないと決め付けられていた。
だが…それから2か月の間、1日と欠かさず頑張り続けた成果でもある。
ゲームをやり過ぎてしまう癖も…
彼「……休憩終了!
勉強、もうちょっと頑張ってみよう」
「ツナー!遊べー!」
「今忙しそうだからダメだよ、また今度」
「えー!!;」
「静かにしなきゃダメ!」
「むー!;」
ちなみにホームでは
駅員(毎週来てるな…あの子)
「破壊しようとした奴が何の用だよ」
「また暴れることはないとは思うけど…」
「不安ね…;」
1か月も続いていることから、より不安を煽っていた。
それに気付けていない彼に、駅員は動いた。
すっ←駅員が彼とホームの間に入り、手を引き先導する
彼「あ…」
駅員「ここ(ホームの裏手)でなら、誰にもバレずに確認できますよ。
結界…通れるようにお祈りしています^^」
彼「あ、ありがとうございます!」お辞儀
そして触れようとするも、力を入れた分だけ跳ね返された。
彼「はあ……ダメ…か」
そして…3か月後――変化が現れた
国外出張売り場
商人「よく頑張たね。2つとも青だ!
3か月も、よく耐えて頑張った。
沢山言われたろうに」
彼「いえ…皆のお陰です。
支えてくれたから、頑張ってこれました!
コクーンの国王様も…
あ!自分の国の王様も!」
商人「はっはっはっ!忘れかけてたね?^^」にやにや
彼「いえ、その…;
実は…1か月ぐらいで心が折れちゃいそうになってたんです;」←2589ページ参照
騒動から1カ月後…
彼(もう…無理だ。
どれ程頑張ろうと好きにしか言われない。
成果なんて点数にしか出ない。
いつまで経っても、入れない…)
絶望し…投げ出そうとした時……一通の手紙が来た。
彼の母「大変よ!」
彼「母さん…ごめん……俺…」
もう頑張れない、そう続くはずだった言葉が母の声によってかき消された。
彼の母「国王様からよ!コクーンの!」
彼「ええ!!?」瞠目
あの人が…何で?
疑問を感じながらも手渡された手紙を開封し、中を見た。
すると、そこにあったのは――