第10章 準備と発明
飼っている者としての責任を果たすべし云々かんぬん…
がみがみと説教を正座で受けること数分後、落ち着きを取り戻した爆太郎とドンが間に入ってくれた。
喜び勇んでの行動で止められなかった件もまた同様に一緒になって土下座で謝り、許してもらった。
リヴェリア「はあ…まあ嬉しくて仕方がないのはわかる。
だが外ですれば大変なことになっていただろう。
だからこそ落ち着きを取り戻させる訓練もまた必要になる。
しかしだ。逃げたのはいただけないな」じろっ
ケイト「だって…鬼気迫るオーラ放ってたし、怖かったんだもの;」ぷるぷる
リヴェリア「はあ(嘆息)
境遇故の条件反射だということはわかるが、徐々に慣れて欲しい。
そんなことを言っていては人と生きることが厳しくなるぞ?」
ケイト「うー;」
リヴェリア「誤解されるのは嫌だろう?」
ケイト「ん」こっくり
リヴェリア「ならば慣れろ。何も今すぐにとは言わない。
克服するにしても、逃げないようにする所からだ」
ケイト「わかった!逃げずに謝る準備をしておく!」キラン←悪気はない
リヴェリア「その前に怒られる要因を取り除かないか!」ビシャーン!!
ケイト「きゃいん!;」
再び雷を落とされました;(ぐすん)
がみがみ説教を再び浴びせられ続けたのは言うまでもない…;
説教開始から数分後、通りがかったアイズが心配そうな眼を向けてから助け舟を出してくれた。
鍛練の約束をしていたことをリヴェリアに切り出してくれた。
実際にはしてなかったけど、本当に助かった。←正座で足がしびれて感覚がない
ケイト「ありがと…アイズ;」
リヴェリア「次には繰り返さないようにしろ。
爆太郎、ドンもだ」
こくこく!!←必死に頷く
リヴェリア「わかったのならいい。迷惑をこうむる人がいる場合もある。
あのような行動に示すにしても、人が周囲にいないことを確認して誰もいないのを想定してからだ。
数人いた時点でブレーキをかけろ。わかったな?」
『ひひーん!/きゅ!/はい!』
私達のことを考えての行動だって解ってる。
でも…怒気は一番苦手なんです;←生みの父親からの環境起因