第10章 準備と発明
早朝、遠征4日前…
ドンと爆太郎はいけないんだよねえ。
緊急馬車が有名になってしまい利用者が後を絶たない為、共に行くことを断念。
ケイト「だが、これで終わりじゃない!!(キラン)
ドンと爆太郎の分身を作ろう!」
フィン「!え?;」汗←たまたま居合わせた人
ケイト「よしできた!」
『!!?;』
ケイト「でもこれは攻撃を受けたら消えちゃうんだ。
だからどんな攻撃も無効にする結界を張る!!」ばっ!
『ぶふっ!!』
ケイト「これで絶対に消えないぞ!はっはっはっー!!^^」
フィン「うん。技術の無駄遣いはやめようか^^;」ぽんっ!←右肩を掴む
ケイト「えー;
できるものがあるならやった方がいいでしょ?」
『やり過ぎ』『常識破壊』
そう口々に皆から言われた。何故?;
それから後、私がやってもいないこと・言い掛かりをフィンにつけてくる人もまたいた。
街の人達の中にも私の悪口を他に広めようとする人がいたけれど、ここでもいるんだなあと思った。
ケイト「……」不安
たまたま執務室の前を通りがかっただけなのに…
というか、ロキ・ファミリアの人じゃなく客人か……
ロキ・ファミリアにそういう人はいないみたいで安心した。
フィン「何が何でも悪い印象を植え付けたいという感じだった。
ああいう人は良くいる。一々相手にしてたらキリないしね。
それを追い払うのも門番の役割なんだよ」
ケイト「へえ」
フィン「でも極稀に緊急だと偽って紛れ込んでくる人がいる。
さっきのだとお金を取ろうとしてるだの、やめさせた方がいいだの…」
ケイト「え!?;」
フィン「君はお金が欲しいかい?」
ケイト「ううん。ただでさえたくさんのお金持ってるからこれ以上は要らない」首と手を横に振る
フィン「だろう?
それでありながらわざわざホームにまで来て、ありもしない根も葉もない情報を必死に伝えてきた。
その心は?」
ケイト「う~ん…ただやめさせたいだけ?」
フィン「そう。早い話がただの嫌がらせだ。
こういうのはよくあるから、それで一々不安にならなくていい。
僕は、ちゃんと見てるから^^」
ケイト「…ありがとう//」ぼそ