第62章 新たな邂逅
ケイト「ええ…
わかっています。
それでも…未来の可能性を信じて、向かってやってはくれませんか?」
国王「っ…
ううっ」涙目
ケイト「私達は、あなたの国と…
これまで通り、対等に、同盟国として、貴国と末長く、お付き合いしていきたいです(微笑)
よろしいでしょうか?」
歩み寄ろうとしている。
いつでも消せるのに、それを振りかざさずに…
国王「我が国に、未来を与えようとして下さりっ
誠に、誠にありがとうございます!!」
ケイト「ふるふる)←首左右に振る
そんな大仰なことではありません。
どうか…反逆者などと差別しないでやって下さいね。
彼等の居場所を奪わず、温かく見守ってはくれませんか?」
国王「誓って!!」
その生放送で流れていく映像と声に、元凶である彼は涙した。
彼「!!
(あの時…直し終わった後で
ケイト「大丈夫…大丈夫だよ^^」なでなで
大丈夫だと言ってくれたのは…俺達の、為だったんだ(じわっ!)←涙溢れ出る
俺達を……守ろうとしてくれているんだ。
あの時の、俺達へ向けられたもの。
想いが…優しさが…その意味が、やっと……やっと、わかった」
ケイト「相手は未成年です。
まだ若い。
理由を聞いても、その意向、その方針なのだろうと飲み込めないこともあるでしょう。
成年済みであれば責任を追求したり、罪を質すのも必要でしょうが
まだ、未成年。
やり直すことは必ずできます。
今後の成長を、見守ってやってはくれませんか?
私は…赦しますので。
間違えない人は、この世にはいません。
本人が変わろうとしているのなら、応援してやって下さい」
銀髪「恩を売っていうこと聞かせるつもりかよ」けっ
ツナ「違うよ!」
銀髪「!10代目?」
ツナ「そんなつもりじゃない!
今わかった…
最初からあの人、俺達を…守ろうとしてくれてたんだよ!
そんな目に遭わせたくないから、今も戦ってくれてるんだよ!(涙目)
俺…馬鹿だった。何で気付けなかったんだ!(涙&瞑目)
ひっく(ぼろぼろ)
結界が俺達を包んで攻撃を止めようとしていたのは、自衛の為なんかじゃない。
守る為だったんだ(ぼろぼろ)
住んでる国の王からも、民からも…皆から!
ぅっ…
俺…俺…っ
何も……わかってなかった…
愚かだったのは…俺の方だった!」