第62章 新たな邂逅
ケイト「彼一人の為に、それが元凶で世界は滅んだ。
それをどうにかしたかった。
けど、それは土台無理……
でもそれで諦めてたら、もっと無理だから…
この世界だけでも――どうにか出来るよう頑張るよ」
フィン「期待はあまり深くしない方がいいよ。
本来なら、言われずともとっくに気付けている。
気付かせてくれる人を、彼は望んではいなかった。
度々諭そうとする君を殺したのが、何よりの証拠。
深く気にしない方が、深く考えない方がいい。君の為にもね…
君一人だけのせいではないのだから――抱え込むな」
ケイト「…ありがとう」微笑
そう最後に思念を飛ばし合い、頷き合った後…
彼等の国の王は僕達の前へ辿り着いた。
勢いよく駆けてきたかと思えば、着いた瞬間に土下座をした。
国王「私達は、決して!
神に反逆する意志はありません!
本日のこと、誓って貴国への敵対行動ではありません!
私の監督不行き届きにより、多大な迷惑をかけたこと、お詫びします!
どうかお許しを!!(土下座)←自身の頭を床へ叩き付ける
今回のことは国際問題ものです。
我が国を滅ぼしても構いません!
ですが!国民だけでも助けてやって下さい!!
無謀で、愚かな行いを、我が国民が犯したこと!
重ねてお詫び申し上げます!!」
土下座で涙ながらに
国王「どうか――どうか!!」
そう叫び許しをこうていた。
ちょうどその時、反逆者という罪名から3人が押さえ付けられる中、会見を画面越しに見ていた。
ケイト「私は…今回のこと、大きく取り上げるつもりはありません」微笑←不問にするという意
国王「!!」瞠目&顔上げる
ケイト「相手は未成年です。
まだ、それらが招く「事の大きさ」を見極める力も、大人ほどにはありません。
それらを教え、その上で責任を取れる子に国全体で育て上げて下さい。
思い通りに事が行かないからと、力でどうにかしても許されるのは、自国においては8歳までです。
皆、自分のする行為に責任を持っています。
意図して理不尽など与えない、私達の誇りです。
それを守る為とはいえ、不快な想いをさせていることは事実なのですから、そんなに気に病まないで下さい^^」
国王「しかし!それでは他国に示しが!!
今後もまたあなたをおびき出す為にする輩も出てくる!」