第62章 新たな邂逅
ツナ「!そ、それは…」
京子「最低っ!!」だっ!
ツナ「ぁ…」手を伸ばすが届かず空振る
ハル「私も…誤解してました。
ツナさんがそんな人だっただなんて…(涙目&わなわな)
何で、あんないい人を…殺して、笑ったんですか?」涙
ツナ「!ハル」
ハル「そんなツナさん!大っ嫌いです!!」だっ!!
グレイク「だから…言ったんだ……!(ギリッ!)
こんな人殺し、信頼する価値もないって!!(涙)
信じた結果がこれだ!!!!
国王代理として命じる!
日本とイタリアの国籍を持つものを、今後一切入れない!取引もしない!!
国交断絶だ!!!
人殺しめ!!国王殺しめ!!!」
ヒュッ!!←トンファーが空ぶる
雲雀「よくも…よくも、殺したね」涙
ツナ「!雲雀さん?」
雲雀「僕の妻を…!」ギリッ!
匡(男児)「殺してやる!」
翔(女児)「よくもママを!!」
二卵性双生児の幼い男女もまた叫ぶ。
山本「ツナ…」
ツナ「違う!俺は悪くない!!
あいつが殺そうとしたんだ!!!
殺せる炎で包んだんだ!!間違いないんだ!!!」
『……』
諦めるような目を向けられる中、彼はなおも自らの非を認めなかった。
改心して天国行きまで漕ぎ着けるかの賭けだったが…所詮は無謀、土台無理だった。
フィン「脳と心臓と肺の機能が尽きるその時まで、無限の地獄を味会わせ続けながら殺しの愚かさを伝え続けた。
その中でも延々、俺は悪くない俺は悪くないの繰り返しだったけどね。
自分の非を認めたくはないんだろう。
頑なに非の否定ばかり、最期の瞬間まで続けていたよ。
殺され、奪われた側の心を…痛いほどに知らさせられただろうに……」
ケイト「どっちがいいか、悪いかなんてのは所詮、人が勝手に決めるものだ。
そいつがそう決めたんなら、それでいい。
フィン「死ぬな!」
ケイト「うん、ここでは死なないよ。
世継ぎを生むまでは、死なない呪いだ。
それに…たとえ死んだとしても、変わらないのは骨身にしみてわかった。
無限大の「彼が私を殺した世界」の全てがそうだったんだからさ…
あの当時の私は…
どうせ死ぬのなら、私一人の方がいい。
きっと、今後殺される人は出ないで済むのだから。
それしか考えてはいなかった。
殺される人を、一人でも増やしたくはなかったから…