第62章 新たな邂逅
ケイト「お前は…人を殺すことの意味を、もう少し考えた方がいい。
それで得るものも…」
そう言った瞬間、彼は殺すに決まっていると思い込み、殺しにかかってきた。
ケイト「……殺す気なのか?」
ツナ「それはこっちの台詞だ!!←火力全開
この炎を解け!!
(俺にはわかる、この炎は人を一瞬で消せる!!」
ケイト「悪いが出来ない。
私は…傷付けたくはないし、殺したくもないからな。
お前とは違って――本心から」
ツナ「俺も本気でそう思ってる!!」
ケイト「殺す気はないよ」
ツナ「信じれるものか!!」
ケイト「わかった…
なら無防備に受けよう。←地面も炎で覆い、リングをグレイク(国王補佐の男性)へ渡す
お前の決断に任せるよ、私の生死を」微笑
ツナ「やっぱり危険だ!!(ぞわっ!!)←総毛立つ
いつでも殺せる!)
死ね!!!」
ケイト「ああ…やっぱり殺しに来るか。
対話をしたかったんだが…通用しそうもない。
ダメだこりゃ(苦笑))
まあ、今後彼によって殺されるはずだった人が0になるのなら…
それでいっか……(微笑)
ごめんね…恭弥、匡(きょう)、翔(しょう)……」微笑
「「「!!」」」
ケイト「ありがとう、ごめんね^^」
そのまま、無抵抗に殺された。
骨と内蔵だけ残すようにすることで、証拠が残るようにだけして…
痛覚を麻痺させておいて、食らえば気絶するようにしておいたので痛みも苦しみも無かった。
島ごと崩壊するような威力のそれが、炸裂した。
だが…地面も植物も人も、私以外が全て無傷で影響も一切受けずにいた。
京子「ツナ君…」
ツナ「よかった、炎が解けてる!)
京子ちゃん、大丈夫
ぱあんっ!!←京子がツナの頬へ平手打ちをする
京子「何で…どうして、殺したの?(青ざめ&たじっ)←遠ざかる
ケイトちゃんは…何も傷付けてないのに!
昨日調理した時の傷も、包んで全て治してくれたのに!」
ツナ「京子ちゃん
京子「私…ツナ君のこと、勘違いしてたみたい」
ツナ「え?」
京子「植物も…地面も、私達も、愛して、守ろうとしてたのに!
あんな凄い威力のそれから、皆を守ってくれたのに!!
ツナ君を包んだのだって、回復させて、守る為でしょう?
何で…そんないい人を、無抵抗な人を殺せるの?」涙
頬を伝って落ちる涙に…彼は慌てた。