第62章 新たな邂逅
フィン「君は本当に…負けず嫌いで、負けん気が強くて、諦めが悪いからね^^」くすくす
ケイト「むっ!)!//
そんな、ほどじゃないよ」ぼそぼそ
フィン「じゃあ何故、今走っているんだい?」双眸見やる
ケイト「……」
フィン「諦めていたら、最初から走らないだろう?」
ケイト「…」
フィン「僕には…(俯き微笑む)
神からの運命にも、定められた地獄落ちにも、必死に歯向かおうとしているように見えるよ。
本人にその意思があるのなら、出たその時には
その道をすぐにでも切り開けるように、とね」くす
ケイト「……そうだね…(微笑)
本当に…その通りだ……」
フィン「意外な一面、だったかな?君にとっては…」
ケイト「うん…でも……
知れて良かったよ。
ありがとう…
この能力を得たこと…
最初は…厄介だったけれど……今では、誇りに思うよ(微笑)
皆ひどいんだよ?妄想だって言ってくるんだ!
こんなにはっきり見えて、声だって聞こえて、対話だってできて、痛みだってちゃんとあって、背の温もりだって伝わってきてるのにさ!
あ、ほら、フィンが私の背に右手当てて後押してくれてるの!」←自身の背を指差す
フィン「頷)ああ、わかってるよ。
…そちらでは、そうとらえられるかもしれないけれどね……
こちらでは、ちゃんと全て見えているから」
ケイト「……神様のお導きで、書かせていただいている立場だからね…私は。
見えたのをただ書いてるだけだし…
ホント…こんなに長くなるとは思わなかったなあ」
フィン「得られるものは、それだけ大きいということだよ。
一人占めできる分嬉しいけど、僕は^^」にっこり
ケイト「本当に…感情出すようになったね^^;」
フィン「君も、だろ?」
ケイト「…うん(微笑)
あのね…」
フィン「うん?」
ケイト「まさか…あんなことが、今にまで繋がっているなんて…私は、思いもしなかった。
皆…何かに繋がって、今ある全てが、先にある何かへ向かう為の準備期間で……
神様に見守られてるなあって…強く感じるよ」
フィン「愛されているからね、特に君は。
霊感だってあるんだから、より強く感じるだろう?」
ケイト「…うん、それもあるね」
フィン「さあ、急ごうか…道を切り開く為に」微笑
ケイト「うん!」微笑&頷
走る速度を共に強めた…