第62章 新たな邂逅
フィン「相手の国王も動き出した。
緊急会見の準備もしておかないとね、不祥事だし。
国賓の息子は、攻撃はしなかった。←1673ページ参照
つまりは…この国始まっての、「初めての敵対行為」だ」にや
ケイト「何でそんな嬉しそうなの?;」
フィン「君を、痛め付けた後で笑っている人間に慈悲をかけるとでも?^^」黒にっこり
ケイト「笑みが真っ黒だよ;」困り顔
フィン「それだけ怒りを禁じ得ないことを察して欲しいね」瞑目&肩すくめ
ケイト「そりゃ察するに余りあるし逆でもそうするだろうけど…」
フィン「けど?」きょとん
ケイト「…賭けたんじゃ、なかったの?」←2551ページ参照
フィン「微笑)……
ご期待に添えず悪いけど…
君に迷惑をかけないのなら、という思惑あってのものだよ。
君に危害を加えるようなら、容赦する気は欠片もない」真剣&剣呑
ケイト「怖い;」顰めっ面
フィン「君でもそうするだろう?」
ケイト「…うん」
フィン「先にやってきたからやり返していい。
その理屈が通用するのは幼児までだ。
幼児気分のままでいつまでも好き勝手されると迷惑なだけだからね」
ケイト「だよね^^;」
フィン「だから…態度、言動、本質の三つを見定めた上で、結界が通すかどうかを決めているんだろう?」
ケイト「うん…
国賓の息子さんは態度だけだったから、比較的早く通れるようになったけど……
態度と言動だと、長く続けてれば続けた期間だけ更に…」遠い目
フィン「道のりは遠そうだね、よかった^^」にっこり
ケイト「ごめん…気落ちするからやめて;」
フィン「残念だね…
この喜びを分かち合いたかったのだけれど」
ケイト「ごめん、人の不幸を喜べない;」額押さえ&きっぱり
フィン「…そうか(微笑)
実に君らしいね…誇らしい」
ケイト「…ありがとう//」
フィン「さあ、会見の準備は整ったようだし…行くかい?」
ケイト「う!ん!」真剣&頷
フィン「ぶふっ!」
ケイト「ん?」きょとん
フィン「意気込みは…わかるけど…(ぷるぷる)
そんなに力まなくていいよ?^^」くすくす
ケイト「?力んでた?」
フィン「声が、ね?
うん!ではなく、う!ん!だったから…」
ケイト「ぶふっ!//」
フィン「…わかってもらえて嬉しいよ^^」くすくす
僕もまた笑いが止まらなかった。