第62章 新たな邂逅
大臣「あのー」挙手
国王「何だ!!?大臣!」ギロリ
大臣「お言葉ですが…通行は禁止されてはいませんよ?
ケイト様、こほん
神様直々に止めて下さっていましたので
国王「だとしてもだ!
国力、軍事力、双方共に圧倒的に我が国は負けておるのだぞ!?
もしや国家そのものが滅ぶ!!?(わなわな)
それだけでなく私にまで監督不行き届きの汚名が…!!;」
「連れて参りました」
国王「神を敵に回すなど、なんて無謀で愚かな行動を取ったのだ!!?
国ごと滅ぼすつもりか!!?」
彼「そんな、つもりじゃ
国王「つもりであってもなくとも関係ない!」
彼「許すって言ってくれて
国王「コクーンの国王がそうであったとして、何故そう言い切れる!?
他にも神がいるのだぞ!!?
神罰も恐れてはいないのか!!?
本来ならば国ごと滅ぼされてもおかしくはないのだぞ!!!」
『…』はっ!&瞠目
国王「神の力を持っている時点で、あちらの優位は決して崩れんのだ!!
何故それがわからん!?
お前達はわかってはいない!
同盟を結んでいるとはいえ、いつ国土ごと消されてもおかしくはないのだぞ!!?
反抗的な態度を取ることの意味がわかっておるのか!?
神を敵に回して、生きていける訳がないだろう!!?
三人の首を差し出すか、はたまた国外へ追い出すか!
いや、既に先手は取られている!
三人にわざわざ対面し、その首を取らない行動を示した。
もし取って渡せばその意向に反するということ!」
彼「!
(そうか…
だから…わざわざ、出張ってきたんだ……←2536ページ参照
俺達を…守る為に?」
国王「こうしちゃおれん…」だっ!
大臣「!
国王様、いずこへ?!」
国王「国王同士の会見を取る。準備せよ!
どうせ散るのならばこの命!
せめて国王として、華々しく散ってみせよう!!」
で、勢いよく、国王同士の会見の準備へと走っていった。
その頃、私も私で走っている訳で…
相手からの会見の申し込みということで、相手の国で行うこととなった。
別段、瞬間移動でも行けるのだが…
同盟を結ぶ際にはこちらに来ていただいていたので、フィンはまだテレポートの移動先に登録されてなかった。
今回の件で私は登録されたが…
フィンはどうしても納得がいってないようで話したそうなので走ることにした。