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Unlimited【ダンまち】

第62章 新たな邂逅





フィン「ああ、だがそれは…「これまでのままなら」という話…


これは賭けだ」

商人「賭け?」

フィン「変わろうとするか、変わろうとしないか…
今後の言動で、どう示すか…


……期待しないよりは、した方がまだ見込みはあるだろう?」

商人「変わらなければ?」


フィン「……所詮…それまでの器だった。

それだけの話さ」


彼等との会話の中、いつの間にか商人と入れ替わっていた。

わざわざ分身を作って送った理由は、商人ではうまく伝えられないだろうから、とのことだった。
皮を被る、というよりは顔や魂ごと決して悟らせないよう神の力を使い、分子レベルで変装していた感じだった。



彼「言われてみたら…本当にその通りだよ。
俺達…自分達のことばっかりだった。

力を貸して貰うのも、頼めばくれるのは普通だって思い込んでた」

黒髪「ツナ…」

銀髪「10代目…」

彼「変わらないと、ダメだ!
今のままじゃダメだよ!」


変わろうとした…

だが急に変わろうとした所で疑われるだけ、周囲からの風当たりも増す一方。
それでも食い下がらずに貫ければまだ変わったのだが…

彼は…諦めるのも、投げ出すのも、怠るのも早く…ついつい長く怠惰を続けてしまう。


そもそもが…努力を長く続けられない、怠け癖を持つ人だった。

努力を続けれる人ならいい点を元から取れるし、ダメダメなりにもマシな所はどこかに出る。



性根を叩き直すのに必要な期間は…半年。



フィン「「ふざけるのも大概にしろ!!」
では、会話にはならないからね(肩すくめ&苦笑)

それに…本当に地獄落ちするだけのものか見定めたかった、というのもある。


これで努力を続けられないのなら…仕方がない、こればかりはね」

ケイト「私の伝え方悪かったとか?」←分身
フィン「それはない。
第一、伝わっている世界と伝わっていない世界が半々にあるはずだ。

バランスも保たれているし…伝わった上で努力しないことを選んでいるよ。


さて…確率は……
?;」ごしごし

ケイト「どしたの?」

フィン「いや…目を疑ったんだが…;
こちらの世界では、無限大分の『無限大-1』が地獄行き…

君がいくら頑張ったとしても救えるのはここだけ、無限大分の1となるかどうか…そこが分かれ目となっているみたいだ;」
ケイト「ありゃまー;」


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