第62章 新たな邂逅
ケイト「ありがとう!すぐ行く!」
そう駆け付ける時、瞬間移動を使うも…;
ケイト「あー。
行ったことのない国か。テレポートじゃ行けない;
しかもかなり離れてる;急がないと!」だっ!
空間を超えるように駆けていくことにした。
何故か3人もついてきているけれど…
ケイト「…
「私はその想いは知らない。経験もしたことがないからわからない。
だからこうしろとか、こうした方がいいとかは言わないよ。
何がいいと思うか、それを決めるのは、その価値観を抱くのはフィンだよ。
そもそもフィンの人生なんだからさ。
それに「自分の欲求満たす為に方向変えろ」って強要されるの、そんなの嫌じゃない?
こっちは散々振り回されてきたんだからさ、同じになって欲しくない!
どう在りたいか、どう貫くか、それはフィン個人のものでしょ」ビシッ!←フィンを左手の人差し指で指差す←633ページ参照
本当に…
「大切なのは名前じゃない。どう在ろうとするか、その心だよ!」←633ページ参照
あの頃から…随分と変わったな…」
アスフィ「?何がですか?」
ケイト「私は…随分と、感情が、考えが、表に出るようになったようだ。
どうしても見過ごせないものに執着できるようにもなった。
看過できないそれに、怒ることもできなかったはずだったのに…できるようにまで回復できた。
ありがとう……
ここまで、自分を抱けるようになったこと…
本当の意味で、生きられるようになったこと……心から、感謝している」
3人『!!』瞠目
ティオナ「え?そんなの初めて聞いたけど…」
リュー「あなたは生きているでしょう、ケイトとして」
アスフィ「心が蘇ったという意味では?」
ケイト「うん、それ。
随分と振り回されてたけど…今はもう、落ち着いたよ。
もう…彼を助けようとも思わないだろう。
彼が自分で選んだんだから…助けようとするのは野暮だ。放っておくことに決めた。
でも…
こういう風に、関与してくるのなら…
私は国王として、領主として…追い払う。
皆の安寧を守る為にも――」真剣
アスフィ「…わかりました…お願いします」チュッ←見えないよう触れるだけのキスでケイトの唇を奪う
ケイト「!!?///」瞠目
動揺しながらも足を止められない状況の中、皆が到着後何をするか話し出した。