第62章 新たな邂逅
満面の笑みで手を振って去っていく神に、私は笑い返した。
ケイト(心配してくれて、色々と教えてくれてありがとう)微笑
そう念じた瞬間
神(そうそう。
もっと欲深になってもいいのよ?)
ケイト「それで嫌な思いをする人がいるのなら嫌です)
」ふんすっ!
神(ふふっ^^
それでいいわ…
その頑なまでの、相手への善意。
それへ、悪意ある人間が多く酷い目に遭わせてきたでしょう。
でも忘れないで…
それは、いい人も呼び寄せるのだということを。
いい面もあれば悪い面もあるように…呼ぶのだということを)
それらの念に……やっと踏ん切りがついた気がした。
ケイト「自分の為に…生きる(ぐっ)←腕を伸ばし拳を握る
人にするのと同じぐらい、自分も大事にする。
それが…私の課題だ!」真剣
そう宣言する中、神の言葉と姿が思念体故に見えていなかったらしい3人は…
私の記憶からそれらのやり取りを瞬時に読み終え、事態を察して笑顔で頷いた。