第61章 新たなる発展
ケイト「………」
神「あなたは…あなたの自由に生きていいの。
わかって?」
ケイト「……今更だよ。
そう、昔までの私なら…言っていた。
何で今になってって、それまでなかったのにって…夢みたいな幻想に過ぎないって、逆に否定的になってもいた。
私は…母がいる、姉がいる、聞いてくれる人が2人もいる。
祖父母も生きている。働かせてもらえる職場がある。
だから…幸せなんだ。恵まれてるんだ…(ぐすっ)←涙目
そう……思ってた。今も、想ってる。
だから…他の人に……」
神「………本当は…?」くす&だきっ
ケイト「……ごめん…
私……欲しい。受け入れる人が、フィンみたいな人が。
皆みたいな…受け入れてくれる居場所が。
でも……テレパシー持ってるから…迷惑、掛けちゃう;(ぽろっ)←涙
相手の為には…幸せを本気で望むなら、やめないといけないんだ」
神「だから…欲のままに行動したり溺れたりはしない。
そんなあなただから、もっと欲に任せろって欲望を司る神から苦手だと思われてるのよね;」
ケイト「そんなの生みの父から殺されました;
死にたい、消えたい、食べたい、寝たいという欲以外は…」
神「知っているわ…
見てきたもの……ずっと…
改めて聞くけれど…彼は、いい人?」
ケイト「……違う。
私には合わない。
地獄落ちの全貌をやっと理解できた。
その上で言い切れる。それは変わりようがないし変えようがない。
私が、私であることの証だから」真剣
神「よかった…
地獄落ちの要因を正しく理解して欲しくて、つい口出ししちゃってごめんね?
これからも…ずっと見守っているから」微笑
ケイト「えっと…ありがとうございます(お辞儀)
でも…そっちも幸せにならないと嫌だから。
そこだけお願いします」お辞儀
神「ええ。
伝えたいことは伝えられた。
誰が何と言おうと、私はあなたを誇りに思う。
だから…堂々と生きなさい。
間違うことは誰だってある。
それを棚上げせず、責任を取ろうと邁進できるのが、あなただから…^^」
ケイト「……」
神「今まで通り、流されないで。見定めて。
ちゃんと…自分を、価値観ごと大事にして…向き合って?
あなたが立っているのはまだ…「入口」に過ぎないのだから」微笑
ケイト「ありがとうございます!」合掌&お辞儀