第62章 新たな邂逅
アルとディは未だ寝ており、ノアールとブランシェも結界を張り添い寝していた。
世話を任せていいか悩んだ後…
ウォーターパークの視察は寝ている間に一緒に連れて行き、お互い堪能することにした。
ケイト「1つ目は殺しと傷付けの正当化。
自らにとって殺し等の不都合な言動を取る相手に対して、殺し傷付ける言動の正当化。
相手と同じ行為でやればそれは同類。
2つ目は自身の言動の責任転嫁及び放棄及び責任無視
犯した殺しを背負わなくてよいものとし、殺した後に殺しについて悩まずにいた。
死ぬ気での周囲の被害は全てリボーンのせい。
人のせいにすることで、された人の人権を無視をしていることに気付けていない。
敵含め経緯も感情も気持ちも無視し決め付ける行為、それは蔑ろであり悪だから。
3つ目は詭弁
自分が可愛いから、守られたいから、責められたくないから、自分が何より大事だから、楽しい都合のいい日常が続いて欲しいから。
その大前提の上、外面をよりよい言葉を示す。
修業もせず守りたい、傷付け殺しておいて傷付けたくない殺したくない、ボンゴレの物品を持ち続けておいてボンゴレを継ぎたくない。
相手を心配したりするのはその場だけ、守りたいのはその場だけ、どれもが自分の利益等の下心がある。
整理したら…こんな感じかな?」
神『媚びない姿勢、美しい//』ぽっ
アスフィ「所で…何故、そんなことを?」
ケイト「どこまでが許されて、どこまでが許されず地獄に落とされるのか。
その線引きを整理することで、皆が落ちない世界にしたい。できるのならだけど…
やっぱり、個性を殺しかねないから…合う人だけでも、助けたいと言うか、力になりたいと言うか…」
アスフィ「見返りを求めない姿勢は至高です。
ですが…許されることと許されないことの線引きを明らかにするのは容易ではないかと」
ケイト「その為の話し合いのつもりなんだけど…?;」
アスフィ「なるほど…では整理に付き合いましょう」
ケイト「よし!簡単に纏めるぞ!
善行は、殺しや傷付けに伴う罪の「免罪符」にはなり得ない!
ましてやそれで庇われること、守られること、責められないことを前提の上でのそれは「詭弁」である!
人の心に寄り添い、立場を考え、心からその人を慮っての「善行」にこそ意味があり、天国行きの価値がある!」
