第61章 新たなる発展
「あんたの為を想ってだろ?いい友達じゃないか」って返してる。
何か…取締役の人、子を産んだけど産めなくなって…その子も病気で早くに亡くしたらしい。
だから…その子と重ねて、子の為を思うのならって厳しく言ってたみたい。
償ってる世界はあるにはあるけれど…赦されているのはその罪だけみたいだね。
3つ持ってる時よりは減刑されてる」
神「最悪なのが増えたけどね。
あなたが無理をして天国行きの世界を2つも作るから」
ケイト「え?;」
神「本来なら、彼の行き先は全て地獄行きなのよ。
だから救いようのない、魂が消滅するまで地獄で修業させられる世界が2つほど増えたの。
バランスを取る為にね」
ケイト「……ごめんなさい…;」
神「罪への認識そのものを改めないといけないわね。
第一…裁判でだってそうでしょ?
庇ってくれない、守ってくれないってわかった途端、「もういいよ」って諦めたように言って、それで償おうともしなかったのだから。
終いには逃げるし、そして戻った後で暗殺される世界もあるし」
ケイト「だよね…;」
神「その点、あなたはモテモテよ?
神々から」
ケイト「へ?・・」
神「持ち上げられるのを嫌うし、自分に厳しいのに人に優しく気に掛けてばかりだし、何かあればいつも「神様主護霊様ご先祖様精霊様お地蔵様ありがとうございます」と心から祈るし、自分を責める人を悪人だなんて思わないし決め付けないしできる範囲で努力するし…
あなたは弱さを見せない人、誰かが傷付くよりも自分一人が傷付くのを選ぶ人、人に迷惑をかけたくないからと自分一人で限界を通り越すまで頑張ってどうしても無理な時でないと頼れない人。
だから無限の内半分の神から好かれてるし、守られている」
ケイト「えっと…それよりも彼には居る?大丈夫?;」
神「そうやっていつも人のことばかり気に掛けて…
げに愛しい//
あ…好いている神がいたわ、一柱だけ
ケイト「やったー!!」立ち上がり&拳万歳
神「邪神だけど
ケイト「……・・
がくっ←再び腰を落とし座る
邪神って…えっと;」
神「鬼神様の領域の遥か下、一番下の領域よ^^
本人が言うには「さばき甲斐がある!」って
ケイト「そのさばくって罪の裁く?;」
神「包丁の捌くに決まってるじゃない^^」
ケイト「……何か…可愛そう;」
神「自業自得よ」
