第9章 Lv.7
ロキ「そういやケイト、髪の毛切りたくないか?
襟足長いし邪魔やろ?」
ケイト「?お願いしても大丈夫なの?」
ロキ「ああ。任せとき!」
そんなこんなで散髪され…
『堪忍して byロキ』という手紙と共に、切られた髪がフレイヤ様に献上された。
精霊…わざわざ教えてくれなくていいんだよ?;←全部が全部知ろうとは思わないという意
知らない方がいいことだってあるんだから…;
街でいじめられたきっかけ…
昔答えを教えようとしていたのだが、行き違いが生じた。
私は答えがcAMPだとわかっていた。
右隣の右隣の人がAMPと答えていた為、惜しいと思いながらも伝えたくなりc(シー)と言った。
後は付け加えるだけだから伝わると思ったのだ。
だがG(ジー)だと聞き違えたのか、答えはGMPだと言い出した。
首を振りながらc(シー)だと言った。
だが付け加えるのかと勘違いしたまま、答えはcGMPだと言った。
それで急いで答えを伝えようとした時、先生と声が重なって掻き消された。
そして嘘を教えてきたと言われ、周囲に嘘を教える奴だと怒りを露わに声高に言われ続けた。
(リアルでも小さい頃でも似たことはあった)
フィン「親切が裏目に出たか」
ケイト「違う…ただ、助けたくて……
ちゃんと言ってたのに聞き違えたそちらの責任だと思って謝らないべきか、伝えて説明した上でうまく伝えられなくてごめんって謝るべきか…
結局…怒ってたから、何も言えなかった。
尻込みしちゃったんだ…父親の環境もあってか。
男性が苦手だし、怒ってる人も苦手だし。
怒ってる時に話しかけた場合、鬱憤晴らしの為に自分の大切にしてた椅子叩き壊されたし、暴力振るわれたり暴言吐かれて威圧され続けたり、当時は小さくて力もなかったし…ろくな目に遭わなかった……
話したくても、声が出なかった。
声が出なくなって…そんな自分じゃ、伝えられないままだった。
声を出せば殴られた。
だから…どれだけ伝えたくても…出て、くれなかったんだよ……
だから…どうせ、理解なんてされるわけもないって思ってた。
怒ってる男が相手の場合、植え付けられたトラウマからか、習慣からか…『ごめん』の一言も出せない。
ごめんなんて言っても止めてくれない。逆に苛烈になる一方だったから……余計に、死んだ方がよかったって」