第61章 新たなる発展
ティオナ「そんなこと!」
重苦しい空気の中、ティオナが叫んだ。
悲痛な面持ちで、そんな重責を抱え込んでいたのかと…
責めるでもなく否定しようとされたのを理解した。
それに…私は大丈夫と伝えたくて、微笑みを向けながら頷いた。
ケイト「…単純な問題だろ…?
私の魂を消せば済む話だって…わかってたのにさ。
生きていいんだ、生きて欲しいんだって…ブランシェ襲撃事件の時に教えてもらった。←1018~1028ページ参照
対決ごっこ自体…ブランシェに追い詰められるまで忘れてたけど…^^;
死にたいって苦しみはさ…あの時点で、既にあった…(微笑)
わかってたんだ。
わかっていたことなんだ…
だから……魂ごと消滅することを、望んでいた。本心では…
源は同じ、存在の命も繋がっているから……
私が死ねば、全て丸く収まる――
でも…死ぬことでの解決を、重責からの解放を、拒絶された。
死ななくてよかった…
今だから、そう思うよ(微笑)
でも…どうしても……消えてはくれないんだ。
死なない道を選んだ。険しいのは進む前から解ってた。それでも選んだ。
皆が…そんな形を望んでないって知ったから。
このことも、隠し続けることだってできた。
でも…それでも……
もう…さっき言ったように、疲れちゃってさ……
独白しないと…潰れてしまいそうで…
どうしようもない疲労感で、自分への嫌悪感が一杯で……どうしようもないんだ……
地獄落ちの要因整理だってさ、傍から聞いたらツナの悪口だろ?
実際は…何で地獄落ちするのか腑に落ちなかったことから始まったんだけどさ……
苛立ちや何やらを感じてなかったわけではないし、それをぶちまけたかったのもあるかもしれない。
最低…だよな、やっぱり……
あーもう!;
情緒不安定だね…ごめん!!;」土下座
リュー「違います!
人として当然のことです!感じるのは誰でもあります!何も感じないのは無理です!」
アスフィ「そんなことはこの際どうでもいいんです!!
それよりも!!
何故…始祖神の記憶が蘇っていて、その知識があって、誰にも縋らなかったんですか!!?
あんな重責を、たった一人で背負い込むことは無いでしょう!?
抱え込むことも無いでしょう!!?
人に支えようとする前に!あなたが支えさせなさい!!」