第61章 新たなる発展
以上のことや、不測の事態にも素早く対応でき、おもてなしも手厚いことから…非常に大きく反響を呼んでいた。
星5の評価以外は無く、広過ぎることによる弊害もまたバスやワープポータル等によって解消されていた。
神石により事前に迷う人か否かが既にわかっており、「~行きはこちらです」と案内人がさり気無く周囲へ声掛けするよう徹底させていたことにもある。
情報科、通信科は最早欠かしてはならない存在となっていた。
それはそうと…彼についての総括が執り行われていた。
ケイト「いい人=尊敬に値する人、真似すべき人、参考にすべき人
=いい人が地獄落ちならばそう思う人まで地獄に落ちる
参考にする=真似する=地獄落ちの行為までまで真似する=地獄落ち
で、お前まで地獄落ちになるなぁーー!!!!と激怒していたんだ。
ツナを毛嫌いしているのは……
周囲によって「いい人だから何やっても大丈夫」「悪事を含め何やっても悪くない、いい人」と受け入れる状況が作り上げられており、「いい人だと思わねばおかしい」という心理的攻撃を周囲によって行われ続けており、その行為もまたいいことなのだという思考誘導が行われている。
それらの中心にいながら、互いが互いへおかしいと微塵も思っていない。元敵に対して虫が良過ぎる。
それこそが一番嫌いになった理由であり、要因を明確に記すと「作品世界からの悪質な洗脳」にある。
信者も勿論同じことしてるし…
本人と周囲の常識がおかしいことに、私は気付けなかった。
「周囲へ迷惑をかけるばかりか、そのことへの後悔は一片もないこと」「殺しても何も悪いことしてない、苦悩しなくて当然、反省しなくてよし、繰り返してよし、悪事を一度もしてないように過ごすべし」等々…
あいつが嫌いだ…
父に洗脳されていた頃を思い出す。
どんなに痛くても虐待されても逆らうべからずって、性虐待を受けても、殺されかけても…
殺されかけた時は…力ずくで止めて守るしかなかった。通報したら増すだけだからって…それが思考誘導や洗脳だなんて思えなかった。
母が共依存して虐待、でもこれは一体になっていたから助けられていた。
もしなっていなかったら…生きられなかったと思う。だから憎んでない。
姉も…同じ感じ。要領いいけれど我慢できず父に真っ向から反抗するから、色々大変だったみたいだけどさ…」