第61章 新たなる発展
ティオナ「大丈夫!
ここにいる人達は…皆、そういうことをされてきた人達だから。
される側の痛みを知っているから、そうしていい訳ではないってこと…皆、ちゃんと解ってるから。
だから…ケイトを尊敬しているから…頑張ってくれるよ、きっと!」
リュー「私も同意見です。
軽率な言動を取ったりはしないかと」
ケイト「う~ん…そうだといいなあ;」
アスフィ「…例の国賓の息子もまた改心して来ていますし…
軽く捉えるのは時期早々でしょうが…皆を信じて、任せてみては?」
ケイト「わかった。そうする」きっぱり
アスフィ「決断が早いですね…;」汗
ケイト「^^//
私はさ…皆のこと、大好きだから。
家族のように想える、大切な人達だよ。
生きる為に、生きる上において、いつも助けられているからさ。
生活している時でもさ…繋がっているって、感じるんだ^^//」
心底嬉しそうに笑う彼女に…私達も自然と笑みを浮かべていた。
大切に想われていることも、全てが嬉しくて…//
雲王国西エリアにある3つの滝から出る水は用水路として温泉街にも通っており、全て繋がっている。
それによりいつでも涼しく暑い日でも一定の温度を保つ。
清流の為、魚が泳いでいることで風流を感じれる。
暗い時には夜行性の動物達を連れて闊歩し、行灯と星や月の明かりのみに照らされるそれは重々しく、伝統的な何かを感じさせられる。
得意な分野を生かして定職についている人が多いが…
全部得意な人は人手が足りない部署の「手伝い部署」として動いてもらっている。
全ての分野に精通し、すぐ即戦力となれる人が沢山いる。
研究科において、各エリア内の混み具合の情報を随時共有し合っている。
それを担当するのが、情報科と通信科だ。
通信科には、5人精鋭チームが3組いる。
5分
3人で訂正、入力したものを重ねトリプルチェック
1人が更新1分前までの各エリア(18箇所)の人数の数字、情報確認
最後にリーダー(1人)が皆を取り仕切り全体へ送信
5分
休憩
5分
先にやっているチームの数字を確認、話し合いで今後の数字の流れをある程度予測
情報科との密な連携が必要不可欠。
情報科の仕事は結界で感知されている人数及び割り込む人数をも数字とし、通信科と情報共有すること。
通信科は最終確認と送信を担当している。