第61章 新たなる発展
ティオナ「逃げられるものでもないからね」
リュー「あの世では逃げ道などありませんし」
アスフィ「この世では死ねば逃げれると思っている人もいるようですが…
実際の所、自殺をすればまた転生させられて自殺するまでと全く同じ道のりを歩まされるだけですし」
ケイト「私のしている悪いことって…さっき言われてた、それらだけ?;」
『うんうん』深く二度頷く
ティオナ「殺しを軽く捉えることなんてまずないし」
リュー「そもそもが虫さえも殺せませんし。
動物は生きる為に殺したことはありましたが」
ケイト「そりゃ街の人達が食糧売ってくれないから;」
アスフィ「相手の意志を感じればすぐ寄り添いますからね;」
ティオナ「意思が薄弱って訳じゃないんだけれど…」
リュー「ですが当初に比べれば主張はかなりできるようになっていますよ?」
アスフィ「問題なのは…それを問題と捉えていない所です;
もう少し自分の問題を重視して取り組まなければ」
ティオナ「うん!そこだよね」
リュー「だとしてどうすれば改善できるでしょう?」
アスフィ「私が思うに、環境と傷が要因ですので」
ティオナ「あー…あれかあ…;」
リュー「根深い問題ですね;
おいそれと手出しもできませんし;」
アスフィ「ええ。
ですが…少しでも力になれれば、それで…」
『……はあっ』
ケイト「おわったー?」←聞いてはいるがどこ吹く風
ギンッ!!←3人がケイトを睨視する
テロップ『人の心ケイト知らずとはまさにこのこと;』
ケイト「なんかよくわかんないけどごめんなさい!;」ぎょっ!
リュー「素直なのは…いいんですけれどね;」
アスフィ「ええ…清楚なのも、褒めるべき事柄かと;」
ティオナ「問題はフラッシュバックかな…
足りない経験を積んで、一緒に取り組んで…頑張って乗り越えていこっか」
ケイト「う、うん!頑張るよ!!」両手で拳握り締めてみせる
リュー「それで…溜飲は下がりましたか?」
ケイト「うん!(深く頷く)
違いが分かるまで付き合ってくれたから、どこがどうしてそうなったのかちゃんと理解できたし腑に落ちた!
お陰で、神様や鬼神様が言ってた意味もようやくわかったよ!
これで…やっと前に進める。
3人の地獄落ちに囚われないで、今に集中できる!
皆、ありがとう^^
長々と付き合わせちゃってごめんなさい;」お辞儀