第9章 Lv.7
ロキ「いや!;そやから魂に生まれ変わる際に試練がっていうか乗り越えんとあかんのが刻まれとってな!;
それ確認する為にやむなしにやったんや!!;こうこうこうなって乗り越えていくっていうか、そういうのが予め普通に刻まれとるから!;
霊感のそれを持ってたのが龍神が遺伝子を云々かんぬんかどうなんかの確認の為には覗く外なくってやな!!;
(って言うかフレイヤの奴ストーカーみたいなことしとったんか!!;」
フィン「それで…遺言はおしまいでいいね?^^」ボキゴキ←真っ黒、拳鳴らしてる
ロキ「そやから見る為だけ!!;やむなしやって!;」
ケイト「身も心も全部覗かれたああ;;もうお嫁にいけないいいいい;;;」しくしく
ロキ「頼むからもうちょいマシな言葉使ってや!!;」
フィン「処刑いいよね?」
ロキ「そやから勘弁して!!;堪忍!;」
かっ!!←再び矢文、『処刑執行すべし』
ロキ「堪忍んんんんんんんんんん;」
ケイト「……もしかして、悪気なかったの?」
ロキ「そうやって!;
龍神の加護なんてものあったやろ!?;
そやから霊感持ってるのかとか思ってやな;」
ケイト「そもそも持った状態で生まれた人も他にもいるよ?
精霊曰く、探せばいるって。でも全員冒険者になろうとしてない。
それよりも人助けをして他の人生から学びつつ歩んでいくことこそが重要で、それこそが徳を積むことだから」
ロキ「あー…;
そういうの、全部見えとるんやな」
ケイト「うん。実際に見えること話しても信じてもらえないこと多いけど、それだったらおかしなシステムになるものね。
ただここに産まれて他を顧みないのなら、何で生まれてきたのって話。
自分が自分である為っていう可能性もあるけど、その中で苦しむ人を見て放っておけないこともまた大事だよ。
もし害をされても相手を思いやれなきゃ、死んでいく人を笑って見過ごしたら…今後、絶対に笑って生きていけないから。
お姉ちゃんを死なせた時みたいに…
それで人に痛みを与えても何も感じなくなるようになるのだけは、絶対に嫌なんだ」