第9章 Lv.7

ケイト「今ここで見えるのは魂の本質ぐらいだよ。
でもたまに死んだ方がいいと思うぐらいの人もいるんだよね。

それでこの世に要らない人は神様がバッサリと殺しちゃうでしょ？
魂の勉強に来たのに、目の前のことしか見えてないんだもの」

ロキ（あかん…ガチで見えとる）たらたら

ケイト「自分のこと主軸でしか考えれない。相手の環境からできないことへの理解も示さない。相手に合わさない。自分さえよければ他はどうなろうが何とも思わない。人を傷付けても平気でいられる。
そういう奴等っているだけで『害』にしかならないから、世のため人の為に死んでくれないかな？

まあ、いずれにしろ向こうで嫌というほど償わされるらしいから…まあいいけど」

ロキ（あー…地獄の風景まで見えとる；）

ケイト「でも魂を消滅させちゃうのはちょっと…；」

ロキ「あかん！これ以上ばらしたら神の尊厳に関わってまう！；）

…今神様やお前の所の位に居た奴等は何やっとる？」

ケイト「神様は基本導いて下さってる。ただここの様子を見てるだけ。
同じ魂の位の人達は修業してるよ。学ぶべき分野が同じチームの中で一番になった人がこの世に生まれ変われるんだよね？

私、生まれ変わってきてから後悔ばっかりだなあ…
でも…皆に出会えて、今はとっても幸せ^^//」

ロキ「………

（あかん、マジや。でも問題は別にある。
龍神が係わったことで持ったか、それとも元々持ってたか…）

済まんケイト、ちょっと魂覗かせてな」ぴとっ←ケイトの額にロキの額を当てる
ケイト「え？何？」

ぞくんっ！！
ケイト「ひっ…ぁっ…や…やぁっ！//」

その瞬間…背筋を撫でられるような、内側の奥に入り込まれるような感覚に捕らわれた……


ケイト「ぜぇーぜぇー//」ぐったり

ロキ「んー…いずれにせよ持って生まれるはずやったんか。
ということはこの件は龍神に何も関係なしか？」ぶつぶつ
ケイト「ロキのケダモノおおおお；；」

ロキ「い！？；ちゃうちゃう！；（手を横に振る）
そういうんやなくて龍神との関連を見たくてな」
フィン「何をやってるんだい？ロキ^^」黒にっこり

黒い！！；笑顔が黒い！！；満面の笑みなのにどす黒い！！；


その瞬間、窓からロキの顔面の近くを通って矢が壁に刺さった。

矢には文がついており、『殺す byフレイヤ』と書かれていた…