第61章 新たなる発展
リュー「…
「ここでだけは…そういう想いはさせたくはない」
そのあなたの想いがわからないでもありません。
私もかつては正義のファミリアにいた身…
しかし、正義も度が過ぎれば悪となる。
お忘れなきように」
ケイト「ああ…わかってる…
ありがとう^^
リューも今日だったの?」
リュー「…ええ//」ふいっ←目逸らし
いつの間に入ったのか自然と口を挟んでくるリューへ私は微笑んだ。
ケイト「宰相さん、国が急務の時いつも教えてくれて…ありがとう」微笑
宰相「ずさっ!!)←ケイトへ左膝を床へ着けて跪き首を垂れる
いえっ!勿体無きお言葉!」涙
ケイト「それはそうとちゃんと身体を大事にしてね?
働きはよく聞いてるよ。とっても頑張ってるって」
宰相「当然のことをしたまでです!
(いつだって…この人はこうだ」
ケイト「もし無理したら殴ってでも治療場に行かせるからそのつもりでね」ずいっ!&真剣
宰相「っ……(ぷるぷる)
はぃっ」涙
ケイト「…いつもありがとう^^
皆の協力のお陰で、やっと…ここまでこれたよ」微笑
宰相(いつも…私を労わってくれる。
対等の立場として向かい、言葉をくれる。
「王である私に使ってもらえているだけでも有難いと思え!平民が」
「頭がいくら良かろうと生まれが変わるわけでもあるまい!下民め」
「お前は黙って言うことを聞いておればよいのだ」「私の決定に口を出すな!」
王や貴族…上に立つ者はいつでも、己を過信していた。
少しでも口を出せば不敬とされるほどに。
そればかりか腐敗し切っていた。
自らが立てた政策で失敗したというのに、その責任全てを私へ押し付けた。
王にとって私は相談相手などではなく都合のいい存在でしかない。
責任逃れをする為の石(スケープゴート)に過ぎない、使い潰す以外何もない。
壊れればまた代わりを入れればいいと考える輩しか居なかった)ギリッ&わなわな
ケイト「こういう場でぐらい畏まらなくていいんだよ?
いつも助けられているんだからさ、私は。
^^」
宰相「いつも向けて下さるその笑顔には…何の下心もない。
幸せになって欲しいという、願いしかない。
利用や謀、ましてや画策など一切ない。
本心をそのままに伝え真摯に向き合ってくれる)
いいえ…
いつも助けられているのは…私の方ですっ;;」咽び泣く