第61章 新たなる発展
アスフィ「それも…とは?」訝し気
ケイト「妙に頭の回転が回る時は凄く回るんだ…
元々機転の利く方…
というよりは、あれこれ考える指揮が得意なんだよ…昔(前々世、ヘレイオス)から。
でも…遺伝の可能性も皆無とは言い切れない。
第一…私の生みの父親、詰めが甘いなんてこと一度ですらもないぐらいだったからね…
処女膜が破れれば証拠となる。
それも踏まえた上でわざわざ切れ痔という認識程度で済むよう性欲を満たす為の捌け口にした。
そういう父親の血を受け継いでるかと思うと…全然嬉しくはないけれど……
まあいずれにせよお陰で本来ならば得れないものを得れた。
それらと頭が回る点のみに関しては感謝しているよ」微笑
アスフィ「…済みません;」
ケイト「大丈夫だ…既に父とは割り切ってある^^」なでなで←頭を撫でる
操り人形のように動かなければ、殺されかけた。
何度も喚かれて、裸にひん剥かれて太ももを強く叩かれもした。
今となっては…ただただ懐かしい昔の光景。
何故か…不思議と、胸が痛まないんだ。
笑えてすらくるほどに…(ふっ)
もう、何も思わない。何も浮かんでこない。何とも思ってないみたいだ…
あの時に得た感情は、そのままあるのに…そのはずなのに…どうしてだろうな……
誰も助けてもらえなかった。だから助けたい。
だと言うのに…何故かな…
それがあったからこそ、今がある。
その言葉の重みを理解する度に…こうでよかった。
あの時のお陰で、私は「ここまでに強くなれた」と…そう、強く実感するんだ。
強まっていくそれに…いつしか私は……
それごと、私なんだって誇れるように想えてすらいる(微笑)
不思議なものだな…本当に……
だからかな…それが無ければ強くはなれなかった。なろうとできなかった。
何かに守られ続けているだけじゃ、いつまで経っても強くはなれない。
自分の足で立って、動かない限り、何も進展しやしない。
だから…全て助けるのをやめた。←2368,2370,2371ページ参照
コクーン以外での悪事禁止を無しとしたのは…その先に得るものは必ずある。
そして得た時…その感動は掛け替えのない宝物となる。
それを得ることが出来る。成長できる。その可能性がある。
それを摘み取りたくはなかった。
何より、知って欲しかった」