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Unlimited【ダンまち】

第60章 穏やかな日常





正確には…壊してから新たなリングを作り、今までとは全く別のファミリーを作った。


私は10代目にはならないし、彼が10代目だろう。

本音を言うと…
そんな身内至上主義の腐ったファミリーは受け継ぎたくも無いし、元敵に対しての差別を堂々と行い心を無視して踏みにじるばかりか利用するだけ利用する輩の後を継ぎたくもないと思っていた。

事実、10代目である彼が殺された後、手の平を返して獄寺と山本と笹川とランボは守護者をやめた。



結果として、新しく造り上げたリングはタルボ爺によると…

今までに見たことが無いリング、ボンゴレリングよりも遥かに上を行くもの。
らしい…


リングの持つ元所有者の人物のみに対する記憶は全て消し、元ある材質も全ても消した上で新たなものへ転生させた。

非道なことをし続けたことにより宿っていた負の念も次代に受け継がせない為、浄化する為でもある。



大空属性の調和の性質からの応用により
炎を捧げなくともやっていけるよう復讐者の役割と負担も軽くしていたこと
腐って今にも死にそうになっていた者だけでなく全て同様に命を救い元に戻し無償で助けたこともあってか、バミューダ自ら守護者に名乗りを上げてくれた。


風の守護者(ボス)、ケイト
大空の守護者、白蘭
嵐の守護者、ザクロ
晴れの守護者、デイジー
雷の守護者、GHOST
雨の守護者、ブルーベル
霧の守護者、骸
雲の守護者、恭弥
夜の守護者、バミューダ

ゴーストに関しては風属性の性質『奇跡』で癒し、不完全に連れてこられたそれを実体も人格もある完全な状態とすることが出来た。

デイジーの悩みの種であった「不死」に関しても同様に助け、普通の常人とできた。


それらのこともあって桔梗やトリカブトもまた協力体制にあり、同格のリングを別に与えて死なないよう約束させている。

ちなみに、風のリングは初代の頃に居た私の先祖以外一度も受け継いだ者はいない為、一切所有者の負の念に侵されていない(所有者が負の念を持っていないから)。
だがそれでもやったのは、リングを強引に起動させて利用しようとする浅はかな連中があまりに多く、その負の念が強くこびり付いており浄化し切れなかったからでもある。



かくして…新ファミリーは起動した。

と同時にザンザスやジッリョネロから多大な支援と援助を受けることになった。


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