第60章 穏やかな日常
朝に叩き起こされ、乾布摩擦の後で剣道の素振りをさせられた。
それからの出勤にて、殺された警察官の母親と会った。
母親「ありがとう…ありがとうね…
息子も、やっと浮かばれます;」
両津の右手を両手で握って、涙ながら何度も礼を言った。
両津「何言ってるんですか。彼はまだ生きてるでしょう?」
大原「!!」瞠目
母親「え?」
両津「あなたの中に、思い出の中にだって…」
母親「!…そうね」微笑
両津「それだけじゃない!
人を守る為に、被害者を出さない為に、増やさせない為に。
そう在ろうとする警察官の中に、彼の意志は生き続けますよ。
警察官の本分ですからね!^^」←自身の胸を右拳で叩く
大原「ジーン)両津…(涙目)
お前という奴はっ;」涙←肩を震わせながら袖で拭う
母親「ええ…ええっ;;」頷&号泣&嗚咽
両津「それに、泣いてばっかりじゃ息子さんも心配しますよ?
もっと笑って、笑顔で幸せそうに見せなきゃ^^(にっこり)
ほら!スマイルスマイル♪」
母親「ありがとう…お巡りさん、ありがとう^^」
殺されてから初めて、やっと笑みが戻った。
父親「殺した罪を償って
息子の分も、強く、正しく生きて欲しいです。
茨の道となることは間違いないでしょうが、支えてやって下さい。
どうか、よろしくお願いします」お辞儀
記者会見にて、殺された警察官の父親が答えていた。
それから金欠の両津を気遣った大原は、自分が行く祝いの席へ共に行き食べれるよう連れ出すも…
酒ですっかり酔っていい気になったのか、両津が全裸になり股間をお盆で隠して踊る光景を前に…
大原の怒りが爆発し、怒号が響き渡った;言わずもがな、窓ガラスがひび割れそうな程の…
大原「ばっかもーん!!!!
それはわいせつ物陳列罪だ!!
法律から勉強し直せ!!!」
両津「ええええ!!?;
そりゃないですよぶちょー!!;」
大原「やかましい!お前という奴はいつもいつも
両津「まあまあ、祝いの席なんですから」
大原「祝いの席だからこそ控えんか馬鹿もおおおん!!!!!」
両津「ひいいいいいっ!!;」身を縮める
『あはははははは!^^』
すっかりいつもの空気に戻っていた。
大原「まったく…少しは見直したと思ったらこれだ;
だが…まあ……たまにはいいかもしれんな」