第60章 穏やかな日常
大原「貯めるということを知らんのか!!?」
両津「だってぱぁーっと使った方が後々管理とか何とかに困らないし
大原「だからと言って限度を弁えろ!!!」
両津「全身火傷を負いながら捕らえたんですよ!!」
大原「そうは言うが軽い火傷だろうが!!
そして貰った金をどう使った!!?
この馬鹿もんがあああ!!!」
麗子「なんだか…可愛そうね;」
中川「身から出た錆とは言え…そうですね;」
寺井「でも両さんらしいや^^;」
両津「うっ…ううううううっ;
ワシの…(がくっ!)←跪く
ワシの大金がああああああ;;←両手を地面に付ける
せめて豪遊してみたかったあああああああ;;」
バンバンバンッ!!←咽び泣きながら床を叩く
大原「こほん)……
だが、まあ…なんだ。
お前の頑張りには、感謝している。
せめてもの礼としての昼飯だ。一か月ほど弁当をやる」
両津「部長おおおお」涙
大原「どうせ昼飯も準備してきてないんだろう?
これに懲りて、ちゃんと貯金するようにしろ」
両津「…これだけ?」
大原「大飯ぐらいだろうからとわざわざ重箱で作ってくれたんだ。
お前のせいで赤字間違いなしだ!
要らんのか?」ギロッ
両津「いえ!いります!(ドキッ!)←気を付け
(危ない所だった。
ちょうどインスタントも底をつきそうだったし、この際あやかろう」
大原「なら感謝して食え!!」
両津「ありがとうございます!部長おお!!」
跪いたまま弁当を持ち上げ頭を床につくまで下げる。
中川「いつもインスタントか出前ですもんね;」
麗子「酷い時は野草;」
寺井「もっとひどい時はゴキブリでも食べてるんじゃ;」
中川「いえ、一時期先輩は共生していましたから;」
麗子「いやああ;不潔っ!;」
中川「栄養バランスが狂ってる気が…;」
大原「ゴキブリ以上の生命力だからな;」しかめっ面
両津「お前ら言いたい放題言いやがってえええ!!;」
その晩…
両津「部長おおお、晩御飯もお願いしちゃダメですか?」
大原「ダメだ」
両津「いいじゃないですか部長おお
一日だけでも」
大原「ダメだ、今日は孫の大介が
両津「会いたいってきっと言いますよ。
なんたってワシ、国際指名手配犯を逮捕したんで!」えっへん
大原「偉そうに言えたことか」しかめっ面
電話して確かめることになった