第9章 Lv.7
その頃のフィン
フィン「…なんだい、これは;」
リヴェリア「?どうした?」
フィン「いや…どうやら歌詞と勘違いしているらしい」苦笑←フレイヤから送られた『オッタルが書いた詩』を読んでる人
リヴェリア「…神にはお見通しだというのに、わざとらしいな」
フィン「何やら恋愛もののようだが、恋人を風と喩えている。
まあ確かに『女心と秋の空』と言うぐらいだし、強ち間違ってはいないかもね(溜息)
参考にはさせてもらおうかな」
リヴェリア「それはそうと大丈夫か?」
フィン「?何がだい?」?
リヴェリア「いや…椅子に座ったままベッドに寄りかかって寝ていただろう?」
フィン「ああ。←思い出した
あの時は少しの休憩のつもりだったんだ。眠くてね…
でも頬に僅かに触れながら感触と温かさを堪能している内に、気付けば朝まで寝過ごしてしまっていたんだ」目を瞑りながら思い出している為かにやけている
リヴェリア「もう眠くはないのか?」
フィン「ああ。お陰でぐっすり熟睡できた^^
毛布を掛けてくれたのは君だろう?リヴェリア。
遅くなったけど礼を言わせてくれ。ありがとう」
リヴェリア「いや、気にしなくていい。
よもやお前が恋をした上、その部屋で執務をする日が来るとは思いもしなかったがな」微笑
フィン「…//
まあ…それはその、うん。気になってね」
リヴェリア「もう少しマシな言葉は思い浮かばなかったのか」
フィン「…そうだね。好きで心配だからついという感じだ」苦笑
リヴェリア「それは恥ずべきことではないと思うがな」
フィン「そうだね…」
リヴェリア「それはそうと、ティオネの件は片付いたのか?」
フィン「別に。今まで通りさ。
惚れた理由を聞かれたけれど…
多分僕は、ケイトだから惚れたんだと思う//」
リヴェリア「極論だな」
素早いね、ツッコミが。
理由をあげないとその話はやめてくれそうにないな。