第60章 穏やかな日常
・小人族の地位が向上した理由
小人族の有利な点は目がいいこと。
それと…魔力集中による強化の効果が他の種族と比べ、著しいこと。
魔力が無くとも、体外の魔力を感知し取り込めればいくらでも強くなれること。
身体が小さい分小回りが利き、全身に行き渡らせるにも、順序立てて相乗効果を出して最高の一撃を当てるにも、他種族に比べれば極少量で済むこと。
つまりを言うと、魔力の条件が同じであればいくらでも優位に立てる。
それらを彼女の英雄譚で明かされ、周知の事実となった。
それに伴い、小人族は差別や迫害を受けることなく、社会的地位が向上したことへと繋がった。←2358ページ参照
身長の指摘については…まあ、一族の誇りと思うことを促したいかな。
勇気と同じく、小人族の利点だと――
そのお陰で、同じ量の魔力に対する操作技能が同等の場合、魔力強化で小人族以外より遥かに強化できるのだから…
唇を奪ってくるケイトに対し、僕はそっと唇を奪い返した。
誰にも渡したくない。
ずっとこうしていたい。
そう心では願いながら…口で往来の真ん中で早めた方がいいと釘を刺した。
ケイト「はっ!)路地裏に引き込んでひん剥いてエッチなことを?!//」たじっ!
フィン「したいが)違う!//;」
ぱかぁん!!
ケイト「…フィン相手だったら安心してボケれるね^^
楽しいよ♪」ルンルン
フィン「僕としては…できるなら家についてからにして欲しいんだけれどね;(苦笑&瞑目&嘆息)
せめて…僕といる時は気負わず接して欲しい。
夫婦なんだからね」
ケイト「…うん^^//」
フィン「………
すっかり、大所帯になってしまったけれど…
僕は遠慮する気はないから、そのつもりでいてくれ。
寝屋の行為に勤しむのも、生涯君だけだ」
ケイト「…//
私もだよ…////
あの時のさ…指切りの約束、覚えてる?」微笑
フィン「ああ…(ふっ)←瞑目と共に微笑し頷く
前世…君が死に戦に出る前、した約束だろう?」
ケイト「うん…(微笑)
必ず帰るって約束――←1912~1914ページ参照
やっと…今世で果たせた……
ただいま^^」
フィン「ああ…おかえり^^」
果たされた誓いに自然と涙が出て、止まらなくなった。
互いに抱き締め合い涙を流しながら唇を奪う。