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Unlimited【ダンまち】

第60章 穏やかな日常





雨が降っていないのに、歩いている林道が湿っている部分があるなら、近くに湧き水がある可能性が高くなります。
湿っている部分をたどっていくと、岩の裂け目から清水が湧き出しているので、この場合は直に口をつけて飲みましょう。



・ろ過の仕方


1.ペットボトルの底を切り、ふたに穴をあけ逆さに吊るす。

2.吊るしたペットボトルに小石を入れ次に木炭(もしくはたき火の燃え残った物)を入れ、砂または小砂利、丸めたバンダナかハンカチを入れます。(最初に入れた小石が一番下、蓋がわになります)

3.泥水や川、池などの水を入れます。

4.ろ過され溜まった水を10分煮沸したものを飲み水にします。


「もしろ過されたものを直接飲むのが嫌なら、煮沸してから飲もうかな?

雪の時も鍋に入れて蓋をして煮沸すれば水源になる。
煮沸消毒もされているからちゃんと飲めると思うよ」

「海の場合はどうすればいいんですか?」挙手

「そうだね。いい質問だ」

「えへへ//」微笑

「次に海での水の確保についてだけれど…鍋とコップとタオルが必要になるんだ。


1.大鍋に海水を入れ、中央にコップを置く
2.大鍋の周囲を濡れタオルで、湯気がもれないようにパッキングする
3.海水を入れた中華鍋を、大鍋の上にのせ、焚き火にかける
4.大鍋の海水から立ち上る湯気が中華鍋の底で冷やされ
鍋の底をつたわってコップにたまる

蒸留した水は、空気が触れないようにし、冷暗所で保存する。
日持ちしないので、少量つくって、その日のうちに使い切るようにしてね」

「鍋…持ち歩きしない気が…;」汗

「その為に緊急用サバイバルキットという1つのアイテムとして、市民カードの中に入れるよう義務付けることになりました。

このキットは中が異空間となっていて、これまでのサバイバル学習で言われた必要なアイテムが一通り入っているんだ。
これも持って行きたいという人は、キットとして登録する前に入れておいて?」

『はーい!』
「あ、重さも変わらないから気にしないで入れれるよ?」
「じゃあお菓子を」
「それじゃサバイバルじゃなくってキャンプだろう?;」眉顰め
「トールちゃんったら厳しいのねえ。オラとあなたの仲なのにい♪」
「気持ち悪い言い方するな!;」
「はいはい、その辺で終了!;

済みません、騒がしくって;」

「いえいえ」


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