第60章 穏やかな日常
ケイトの最初の夢…迷宮攻略は果たされた。←1204,1205ページ参照
ゆくゆくは遠征の参加を取りやめる。←2095ページ参照
そうしたら次は…世界中への旅だ。
流石にいきなり全て任せて投げ出すわけにはいかないからね…
あ…
アイズやリヴェリアだけじゃない。
ガレスやティオネやティオナも…ベート以外の主力が全員、神に至っていた;
………Lv.を昇華した上でのものだから…
うん…あの時のように特例に……
いや、だがそれは歴史上初の偉業を達成させる為の特例で…既にクリアした後では…ロイマンに尋ねてみるかな;
だがその前に遠征は受理されている、僕がついて行くことも踏まえた上で…
なら敢えて…同行させるだけという旨を書いて、後で今日中に知らせればいいかな?
そこまで考えを纏め、携帯を介して報告をした所で…
アル「しっこ」双眸覗き込む
ディ「しぃーっ!」両拳上げる
アルとディからのトイレに行きたいコールがかかった;
どうやらこっそり抜け出して本体の僕達のもとまで来たらしい;
寝起きに大便の臭いがすることもある為、寝る際には必ずオムツを履かせている。
起きている時に自分で言えるだけでなく、同行をお願いできるようにまでなった。
本来ならば…生後1か月にも満たないのだから寝転がっている方が普通なのだが…;
流石僕とケイトの子と言って喜ぶべきだろうか…
はたまた赤子らしくないと嘆くべきだろうか……
いや、素直に喜ぼう…;(汗)
そう思った所…ロイマンから返事が来た。
「好きにしろ」
それは僕達からすれば朗報。
実に彼らしい返事で…
魔石や今までにないドロップアイテムが欲しいというのが目に見えていた。
その文面には「言い値で買う」という言葉もあった。
ケイト「アル、ディ、ふきふきできる?」
アル「あい!」
ディ「キャンプ!」
フィン「?キャンプ?;」
ケイト「え?」
フィン「…ん?;」
アル「キャンプ!」
ディ「あした!」
フィン「…!?;」瞠目
ケイト「昨日寝る前に言ってたじゃない。
私が堕天するよりも前、16時ぐらいだったかな?
ゆっくり休んでて、まどろんで寝ぼけてるフィンへ言ったら許可してくれたよ?」←2194ページ時点
フィン「!!?;」ガーン!
大失態だ…;