第9章 Lv.7
何にせよ、ロキ曰く
『オッタルが全力で攻撃してきたこと・及びケイトを連れ去ろうとしたんはフレイヤの神意。
全面戦争に発展してもおかしくはない!』とのことだった。
フレイヤ「勝って帰ってきたんだからよかったじゃない。
私も面白いものを見せてもらったわ//」うっとり
右手を自身の右頬に当てながらうっとりと微笑んでる。
あれ?戦いどこから見てたの?;
ロキ「そうやとしても簡単に流せる問題やないからわざわざ来たんや」
フレイヤ「あら。くれないの?」
ロキ「くれるか!!誰がやるか!」激怒
フレイヤ「一緒に来てくれたのだからくれるのかと思ったわ」くす
ロキ「やるくらいなら死んだ方がマシや!」がるるる
コンコン
オッタル「オッタルです。入っても宜しいでしょうか?」
フレイヤ「ええ。いいわよ」
ガチャ
オッタル「失礼します、フレイヤ様」
フレイヤ「何かあった?」
オッタル「いえ。用があるのは無限飛躍のことです」ちらっ
ケイト「!オッタルさん!どうしました?」
オッタル「ああ。
聞いたぞ、Lv.7にランクアップしたそうだな」
ケイト「はい!あの時はありがとうございました!(ぺこり)
お陰様で強くなれました」
オッタル「礼はいい。それよりも…以前より格段に力が扱いにくくなってないか?」
ケイト「!…何でそれを知って?」
オッタル「ランクが1つ上がる毎に、ステイタス(能力)は大幅に強化される。
あまつさえ2つもあがったことで異常なまでに身体能力が激変し、それに従って大きな感覚のズレが生じているだろう」
ロキ「?待てよ?
Lv.5まで一気に上がった時は大丈夫やったやろ?あれはなんでや?」
ケイト「それは魔力の外殻で魔力の分散を押さえつつ、『こんな程度の力になるように』って力を押さえ込むよう制御してたからだよ。
でも密度が殻をも破るぐらいになっちゃったから…それが使えなくなっちゃって、だからあんな方法しか取れなくって…;」しゅんっ
ロキ「なるほどなあ」
オッタル「その身体能力に慣れる為には『場数』がいる。
そして目の前にはLv.7同士、全力でぶつかり合える相手がいる。
今現在の最高峰LvはLv.7、俺とお前だけだ。
ここまで言えば…言いたいことはわかるな?」
ケイト「!…模擬戦?」
オッタル「ああ、そうだ」