第60章 穏やかな日常
ケイト(鬼神様のあの言葉…
「命の価値は、した行為で全て決まるわけではない!」←2336ページ参照
きっと…人としての価値と、命の価値を混同するなって意味なんだろうな……
奪っていい命なんて、この世にはないだろうに…
何で人間は…何でも正当化したがるんだろう……
(はっ!)
って違う!;今考えるべき話じゃない!;)
フィン「要するにだ…
整理すると――
神エニュオ→ディオニュソスの闇(狂気)
デメテル→眷属を人質に取られており、言うことを聞かされていた
恐らくガネーシャの本拠地での神会の後頃かな?
モンスターフィリア後のディオニュソスは神酒でずっと酔っており、正義の神としてロキと接触し連携して動いていた。
…で、他に隠していることは無いね?;」
ケイト「んっと…セイに関しては……
地下にある泉に精霊が宿れるわけないじゃんって話だよね?
あはは^^;」
『………』シーン&じと目
ケイト「済みませんでした;」土下座
フィン「他に隠していることは?」
ケイト「ないです;」
フィン「…はあっ;
しかし…デメテルも神酒で酔わされて利用されてたのかい?;
エニュオの替え玉として…」
ケイト「まあ…迷宮に居るエニュオの替え玉にはされてたよ。
あの時挙げていたデメテルの闇を神酒で表層化させることでね。
で、ブランシェに食われた。
殺していい相手とよくない相手を予めレヴィスに伝える役割はエインが賄っていたって感じかな?」
フィルヴィス「ああ…
私が感謝していたのは、狂ってしまったディオニュソス様を…狂う前の状態へ引き戻し、浄化してくれたこと。
そして――私を、元のエルフの身体へと戻してくれたことだ(すっ)←自らの右掌を拡げて見つめる
大半の力は失ったが…後悔はしていない」
憂うような眼で掌を見つめるフィルヴィスに、レフィーヤは掌を両手で握り締めた。
レフィーヤ「…大丈夫です。
その為に、私がいますから^^
もう二度と一人で無茶なんてさせませんからね!」ぷりぷり←頬が膨れてる
フィルヴィス「瞠目)……
ぷっ
ふふっ…^^//←自身の口元に左手を当てて笑う
ああ、ありがとう//」微笑
レフィーヤ「いえ…当然のことですから^^//」
笑い合う二人を見守る中、僕達も自然と笑みが浮かんでいた。