第60章 穏やかな日常
ケイト「よし!一件落着!
では視察へ戻りまーs(くるっ)←フィン達へ背を向けてこの場から去る為に結界を解除しようとする
フィン「させないよ」
ガシッ!!←後ろから左肩を掴む
ケイト「へ?;」きょとん&たらたら
フィン「それで…?
デメテルを食べたブランシェを食らって分離させた後、復活させた後で…?
ブランシェを解放させた時点で既にデメテルからわかっていたんだろう?
デメテルを闇から救ったことで神酒からも解放させたんだろう?
さて…肝心のディオニュソスへの対応は、君は一体どうしたんだい?」睨視
ケイト「……・・;」たらたら
フィン「実質闇派閥は崩壊、既に全員捕まっている。
だとしてそれを利用していた黒幕は?
君は一体――どう対処した?それもばれないように…
肝心な話はまだ聞けていないんだけれどね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ケイト「………;
全部まとめて魔法で浄化しました;w
あは^^;」
フィン「あはじゃない!;
神に影響を及ぼすほどの魔法ということは、神の力に匹敵する以上の力でないと…
いや、それよりも!!
何故…僕達へ言わなかった?」
ケイト「だって終末神との決戦が近付いてたし、言ったら混乱させるかもとも思ったし;」
フィン「今言われる方が余計に混乱が大きい!;」
ケイト「うっ;(たじっ)
…うーん;
だとしてどうすればよかったの?;」腕組
フィン「自分一人で解決できるからと言って、それはやめにして欲しい。
神デメテルの不在は知ってはいたが、種や仕入れの為に遠出していたとしか聞いていない。
眷属達もそう言っていた上、ディオニュソスも手伝いに来ていた。
その時点では既に…浄化していたんだろう?」
ケイト「………(俯)
うん…(頷)
でも…その頃には人質となってた眷属も解放されてたし、デメテルの眷属達もLv.6になるまで徹底的に鍛え上げたわけだから別段問題にはなり得ないわけで…;」そっぽ向き
ガシッ!!←ケイトの両肩にフィンが両手を載せて握る
フィン「ちゃんと僕の目を見て言ってくれ!!」真剣
ケイト「………
浄化させるにしても…ちゃんと、魔力が必要だから力を貸して欲しいって…言うべきだった。
でも…そうしたら、フィルヴィスのことも打ち明けないといけなくなるわけで…
私の口からは、言えなかった」