第60章 穏やかな日常
リボーン「殺しっつぅのは、そいつの未来を奪う行為だ。
改心する可能性も、本来ある幸せを掴む未来も…
その全てを、自分の手で奪う行為だ」
沢田「…でも…リボーンだって殺して
リボーン「俺は金にならない殺しはしねえ!」きっぱり
沢田「!?;」
リボーン「俺は…生きていく為の手段として…自分で決めた道だ。
殺すにしても悪人だけって決めてる。
そしてその上で背負い、生きていくことを決めている。
それが…あいつからの教えだ」
沢田「あいつって…犯人?
なんかの宗教にでも入ってんのか?;」
ジャキッ!!!
沢田「!!
な!何で銃向けるんだよ!!;」
リボーン「…あいつはな…リスクも全部覚悟の上で打ち明けたんだ。
そして…どう在り方が変わっても変わらないそれだけを記して、教えてくれた。
俺だけじゃねえ、同じように教えられた皆も天国へ行く。
ツナ…お前はどうしたい?」
沢田「でも…だからって母さんを殺していい理由には!
ピンポーン♪
沢田母「ただいま~^^♪」
沢田「え…
えええええええええええ!!!!?;」
沢田母「旅行にタダで行かせてもらっちゃった^^
あの人っていい人ね♪」
沢田「え?なっ!どういう?;」
リボーン「ぶっちゃけるとあの死は幻覚だ」
沢田「えええええええ!!?;
ま、まあ…無事でよかったけど…」
沢田母「大丈夫…
あの人から聞いて、ちゃんと知ってるわ。
疲れも全部癒えちゃった!^^」
沢田「問題点そこ!!?;」
沢田母「それに……
人を殺していても、ツー君は大事な私達の子供だもの^^
そこには理由があるんでしょう?」
沢田「そ…それは……
(言えない…言えるわけもない……
怒り以外、何もなかったなんて…」
沢田母「私は…それごと、あなたを愛しているわ。
だって…ツー君はツー君だもの^^」にっこり
沢田「!!
……リボーン…俺も…頑張れるかな…?
頑張れば……何とか、できるかな?」
リボーン「…それは全て、お前次第だぞ。ツナ」
そうして…リボーンと共に、彼は修業することになった。
全力の出力を出したとしても、誰も何も殺さないように…
任意のものだけを選んで倒せるように……
しかし……物事は、そんな単純なもの(単純に解決するもの)などでは無かった………