第60章 穏やかな日常
神「そういう馬鹿げたことを言う輩にはお似合いの最後です」
ケイト「でも何で度々私に怒りの波動を送ってくるの?;」
フィン「!そんなことが?;」
神「彼等に伝える為です。
真実と知らぬくせ、作り物だと嘲り笑うばかりか
あなたを偽の認識を訴えかける馬鹿者と貶め、妄想やら何やら心の中で好きなように罵倒し続けるクズ共に」ギリッ!!
ケイト「何だ、そうだったのか…;」
フィン「余程腹に据えかねたんだろうね…;
僕もされれば同じことをするだろうけれど;」汗
神「良心からの教えと相対した後、ああいう無粋な態度を取る輩こそが汚らわしい」
ケイト「てっきり私が何か悪いことをしたのかって不安になったよ;
何で私を介して言ってくるの?」
神「そうでなければ伝わらないでしょう?
霊感も無く、神の存在にも気付けず、好き勝手にほざき続ける下賤な輩共には」
ケイト「あ、なるほど、確かに…;
って酷い言われよう;」たらーり
神「天からの啓示は、よっぽどのことが無ければできないのです」
フィン「ケイトにポンポンやっているのは…?;」
神「あの世に近い魂だからです。
こんな天真爛漫な人を相手に、貶めたり画策したりし続けることは…人としてどうなのですか?
汚れも知らず、まっさらな者こそが好きです。
そう、赤ん坊のようなまっさらな心を持ち続けるあなただからこそ^^//」
すりすりすりすり
フィン「…わかるんだけれど……;」眉顰&腕組←内心複雑&自分もしたい
無限に頬ずりし続け…
ケイト「んうううううううう;」両手で拒否
神「拒否られてしまいました」ぐすん
フィン「気持ちはわかるが…この世への影響は?;」
神「ご安心を。精神体なので無影響です」きっぱり
伝えたいことを伝えたので帰ります、と去っていった。
なるほど…ご降臨はご降臨でも精神体だけだったというわけか。
確かに…彼とは根本的に違う。彼は努力家ではない。
生き死にに関わる時でしか頑張れない。
そんな彼とは相反して、ケイトは直向きに頑張る。
どうでもいいことであったとしても…任されたからには応えようと必死に頑張る。
だからこそ…彼女といると、真面目に頑張る彼女に負けてられないと身の引き締まる思いに駆られる。
酷い目に遭い続けてきたのも試練らしいが…報われて欲しいと心から想ってしまう。