第59章 承継人
同じ魂の位、学ばなければいけない分野が同じ者達が集う、魂のみの霊界でのグループ。
そこでの修業で1番を取った後、神様から課題を与えられ…この世へ転生される。
そしてそれは…神となるその日まで永遠に続いてゆく修業……
それこそが『輪廻転生』なのだと…ようやく気付いた。
同時に、この世に生きる全ての人が『承継人』なのだと――
フィン「高みを探求し、目指し、磨き続けること、か…」
ケイト「…疑わないの?;」
フィン「そりゃあ…あんなにはっきり見えているからね^^;
そう気軽に否定もできないさ」苦笑
守り人の狼から飲み物を手渡されて飲む中、私は思考を纏めた。
そうして伝えると、否定から入らず…そう苦笑交じりに返してくれた。
ケイト「…フィンは…」
フィン「ん?」
ケイト「霊感…元々はなかったんだよね?」
フィン「頷)ああ。
だが…至高を目指す点は変わらなかったよ。
でなければ…小人族へ救いを齎すことはできないからね」真剣
ケイト「………」瞠目
フィン「?どうしたんだい?;
前々から僕の野望は伝えていただろう?」
ケイト「そっか……(ぽかぁん)←口半開き
恭弥と、同じ魂だったんだ。
風の守護者の時に結ばれたのも偶然なんかじゃない…魂同士が惹かれ合ったから…」ぶつぶつ
フィン「おーい…ケイト?;」
ぶつぶつと呟きながら思考を纏めようとしてる私に
フィンは心配そうに私の顔を覗き見ながら、私の眼前で右掌を振った。
ケイト「あ、うん!
こっちでもあっちでもよろしくね!^^
全然変わらないなあ…
一途な所も、こうと決めたら最期まで貫く所も、直向きで全然ブレない所も、互いにお互いへ惚れちゃう所も///」ごにょごにょ
フィン「ん?」
ケイト「…な、何でもないよ?//」
フィン「くす)…なんてね。
わかってるよ//」チュッ&微笑
ケイト「!!////」ぼぉんっ!!←耳まで真っ赤
フィン「愛しているよ、どこでも…どの時代でも、必ず探し出す」←耳元で囁く
ケイト「何で出来ちゃうのかわからないぃぃ////」ぷるぷる←顔を両手で覆い、声まで震えてる
フィン「愛故、だよ…
今度はない。
前にも言ったように…決して離さないから、覚悟してくれ」真剣&微笑←2240ページ参照
ケイト「…はい////」ぼしゅううう&俯