第59章 承継人
彼の立場を私自身(女)へ置き換え、歩んだ人生を伝えた。
椿「80点。
自己犠牲が過ぎるわ。
見ていて冷や冷やものだったぞ;」眉顰め
アイシャ「90点。
私も同じだよ…心配したね、最後まで」嘆息
フィン「……」
ケイト「…フィンは?;」おず
フィン「うん。
100点。
最高の結果だったと思うよ(微笑)
自分を大事にする仕方は、これから少しずつ身に付けていこう」なで
ケイト「…はい;」
椿「う~む。
神の言う所から考えてみると…
どうやら…彼の方がいいと言う人間は、外面や表面づらしか見ておらぬ人間のようだな」
アイシャ「私の目には…ケイトよりも彼の方がワンマンに見えるけれどねえ。
味方に関しては甘いけれど、敵に関しては一方的。
敵の言動の経緯や主観も見ようとすらしてないし関わらないようにしようとしている。
ケイトが言うように…
どんな言動にも、それなりの経緯があって然るべきだと思うけど……←2292ページ参照
その思い悩みながらの敵の言動に対して、彼は常に無視する言動を取り続けているからね;」
フィン「まあ…
個人の一面にも、範囲や分野に応じて様々だろうし
好き嫌いにも、そこら辺の傾向やバランスもあるだろうから置いておくとして…
君は、始祖神かい?それとも…」
ケイト「私はケイトだ。
変わらないよ、そこだけは」微笑
フィン「ああ…それならいいんだ^^」
ケイト「…心配してくれてありがとう、フィン^^」
椿「う~む…まあ、気にせんでおくか。
それよりも神器の調整なのだが、どうすればより高められると思う?」
アイシャ「私の技を高める為にも付き合ってもらおうか?」
ずいずいと迫られ、一つ一つ頑張って対処する中…
神『あなたには…人を高みへと導く力があります。
私が見てきた誰よりも…人としての高みへ』
ケイト「?」ぽおっ
フィン「?…ケイト?
何故、そんなに魂が強く存在感を?;」
ケイト「え?あれ?;
神様から思念でも送られてきたのかな?あれえ?;」首傾げ
感謝を忘れず謙虚で素直な点が高評価と、夢の中で好かれる理由を一方的に伝えられた。
個人から見ていい人か悪い人かなど関係ない。
罪を犯した後、どう向き合い、背負い、何を為すかが重要――背負わず何も為さないことこそが大罪なのだとも