第59章 承継人
真剣な眼差しで真っ直ぐ僕の目を見据えるケイトちゃんへ
僕は一度瞑目し、涙を拭ってから見返した。
白蘭「でも受け取れないよ^^
ケイトちゃんの命そのものを預かることになっちゃうし
ケイト「受け取れ!」ごすっ!
白蘭「!?;」
ケイト「受け取るまで脳天へチョップする!」
無論…反論は認められなかった;
白蘭「……重いなあ^^;
…でも…悪い気はしないね(くす))
わかった…受け取るよ。
ただし…僕がこれを使うのは、自衛の時、
そして、君を守る時だけにするよ」
ケイト「それでいい。自分第一に使ってね!」
白蘭「くす)ありがとう^^♪」
ちゅっ←ケイトの額へキス
ケイト「!!?//;」
雲雀「殺す!!」
ケイト「咬みは!!?;」
雲雀「殺す!!!」怒気&殺気
ケイト「ちょっ!;恭弥!!?;
ステイ!フィン!!落ち着いてええええ!!!;」必死に雲雀を羽交い絞め
そうして…未来編での戦いは、全て未然に防がれた。
未来でゴーストを救い(白蘭の髪をもとに身体生成と共に人格を宿らせ安定化)
ディモンも救い(霊感を使用し、あの世での様子を見せて浄化で成仏させる)
シモンファミリーも救い、全てを救い…
そして……最期まで共に生き、地獄落ちを全員回避させた。
絶対に、皆の地獄落ちを回避させる。
たとえ…自分の全てを犠牲にすることになったとしても!
リボーンと出会ってから、霊感でその未来で見えてから…
その覚悟を胸に、必死に頑張ってきた。
その為に…雲雀との戦いの後、出てきた炎について研究した。←2276ページ参照
生命エネルギーの分散を押さえ、炎とできる量を増やし、その炎が持つ性質を発現させ、膜を作って性質の現れ方をより顕著にさせた。←2282ページ参照
骸との戦いよりも前の時点で、日々の修業の賜物によって性質が「浄化」と「調和」だと理解できた。←2276ページ参照
だからこそ…骸との戦いの時、復讐者を前にした時、しっかりと炎を生かせた。←2276~2279ページ参照
完成形態を超死ぬ気状態ですぐ出せた。←2277ページ参照
自在にできるよう、穴の開いたバケツの修理に使用し中の水が一切落ちないよう
人体(自分)に使用してもすぐ治せるよう頑張った。
そうして…安寧の日々へと戻っていく。