第59章 承継人
ケイト「言動に理由がない人なんていない。
だから…傷付ける行為は、殺そうとする行為は…
それらは、それだけの『悲鳴』のはずだから…
力になりたい。助けたい。
大事じゃない人なんていないって…示したい。
そうすることで…傷を癒したい。
お母さんに、いつも優しくしてもらったように…(涙目)
私も…力も…言葉も…言動も…
全部、優しいことに使いたいんだ」真剣
死んだ時――堂々と胸を張れるように
そう、リング争奪戦後の祝勝会で…
飲食店の中で、私は皆へ向けて言い放っていた。
その後だからこそ、リボーンは…
「人には自分を一番大切にしろって言うくせにしねえのか!
ふざけんじゃねえ!」といった思いに駆られたらしい。
次の日、アルコバレーノ集結、ラルも含め全員の呪いも解いた。
何故かラルだけ大人の姿になり、皆は赤ん坊の姿のままだった。
アリアとユニは元の姿に、ルーチェだけが赤ん坊といった感じだ。
リボーン曰く…これから成長していく、とのことだ。
そして…彼等彼女等も教師に
ケイト「何でやねん!!・・;
ヴァリアーが来て教師になった時、確かに外堀埋められたって思ったけどさあ!
だけどもそこで更に内堀埋めるって何で!?;」
風「呪いは解けるはずのないものだった…
それを解いてくれたのはあなたです。
このご恩には報いなければ^^」
リボーン「風(フォン)もこう言ってんだ。
諦めて受け入れろ」
ケイト「もっと他のやり方とか!;」
リボーン「自分を大事に、だろ?ケイ」にんまり
ケイト「う~~~……
…うん…わかったよ;」苦笑&瞑目&がっくし肩落とす
そして…アリアは短命ではなくなったことを喜んだ。
アリア「ありがとう…
これでユニまで、引き継がなくてよくなるわ^^」
ケイト「あなたも…短命ではなくなったんですよね?」
アリア「ええ^^
これで…ユニと、長く生きていける
ありがとう^^」涙
ケイト「!
礼を言うのは、こっちの方です。
よかった…
とても、嬉しいです^^」にっこり
アリア「!!(瞠目)
本当に…純粋な、いい人なのね…
娘にしちゃいたいくらい^^」だきっ!
ケイト「!…//(瞠目)
…ありがとう、ございます^^//」
抱き締め返す中、川平のおじさんがどこからともなくやってきた。