第59章 承継人
家への帰宅後…
明日から普段通りに学校に通うことになった。
帰り道…
獄寺と雲雀から呼び捨てにするよう言われながら
獄寺や武、笹川や雲雀に家まで送られた。
勿論了承したけれど…未だ胸の内で悩みがあった。
ベッドに仰向けに横たわる中…
ケイト「私は……皆の力になれてるのかな?」
リボーンがいることを知らないまま、呟きは続く。
ケイト「少しでも…力になりたいのに……
力になれてるか自信がないよ…
私なんて…いない方が
リボーン「歯ぁ食い縛れ!」
ばきぃっ!!!
ケイト「ぐふぅっ!!!;
何すんの!;」
左頬を右拳で殴り飛ばされる中、リボーンからの説教が続いた。
リボーン「俺はお前に感謝してるぞ?ケイ。
お前への行動で、既にわかり切ってることだろ?
無視すんな!!」
ケイト「でも…言われないとわからないし(俯)
そもそも…自分が関わることで、何かしら負担がかかってるのに違いはないし…
それを省みても
リボーン「自らお前に関わってきてる時点で気付け」きっぱり
ケイト「その意図まではわかんないよ!;
言われないと…わからないんだ。
肝心な時に声が出なくなるし、恐怖は捨て切れないし、変に拗れるし…
私は……人間が怖いよ。
生まれつき霊感があって、超直感まであって…
異世界での知識や、感覚まで共有されてるのに…;
生きてるだけで…負担をかけるばかりだっ;
こんな私なんて……
死んだ方が、よっぽどいい
ごぉん!!!←リボーンがケイトの脳天へ拳骨
リボーン「誰もそんなの望んでねえ」
ケイト「つぅううううううう;
(本気で殴った!?・・;」
リボーン「俺は…お前のお陰で救われたぞ?
お前によって、救われた人は必ずいるんだ。
感謝している人は、ここにいんだ!
お前のあの発言は、お前に救われた人を侮辱する言葉だ。
お前は…自分で自分を追い詰めるな。
自分の死を望んでいるのは…他の人達じゃねえ。
お前自身だ。
その意味を…しっかり噛み締めろ!」
ケイト「ああ…っ。
しっかり…食い縛るよ」ぷるぷる&つー
涙が目尻から流れ落ちて行く中、リボーンは言った。