第59章 承継人
リング争奪戦時の解説
リボーン「十字架部分は脇差、死ぬ気の炎の指揮棒
チェーンは死ぬ気の炎の体外放出の誘発
零地点突破は、相手の炎を己の炎とする技。
それは調和をもって行われる。
ケイトの場合…全身に大きな膜を張っている。
炎を必要時以外一切分散させない『死ぬ気の炎を物質とした膜』がな。
そして炎が触れると同時にそこへ集中し、触れた箇所から超高速で変換していく。
増やした炎もまた、その触れている点へ集める。
複数にもし増やした所で焼け石に水、逆にケイの炎を増やす一方となる…!
大気も何もかもが、ケイの炎を増やす。
そして大気もまた無尽蔵…よって、ケイの炎も無尽蔵。
自然に分散することもなく、使う時以外決して分散しない。
極めたな…ケイ。
零地点突破も、調和の使い方も」にっ
『………………(呆気)
極め過ぎだろ!!!』←総意の一致
本編に戻ります
リボーン「自分のことだと軽く見るくせ、人のこととなると信じられないほどの力を発揮する。
ケイの炎にリングが触れたと同時に、共鳴するように並盛中を全て包み込むほどの、太陽の光とも見えるそれが全てを包み込み…癒し、直した(治した)んだ。
ケイの望む…「心の傷への癒し」じゃねえが…
その、直向きな相手への想いは、相手を想ってのものだってことは…きっと伝わったと思うぞ」
ケイト「うん…よかったよ^^」
自分も傷付けるような真似だということ…
自分も他も傷付けないでという意図
それらがきちんと伝わっていた。
それが嬉しかった
のだが…
でもそれ以上に…
ケイト「そっか。ちゃんと9代目と話せたんだ。和解できたんだ!^^
よかった…ほんとによかった!^^
そうだ!
9代目を呼んで、いつか紅茶でも飲まない?
気まずかったら私も参加して盛り上げるよ!^^」
獄寺「10代目!?;」
ザンザス「……ああ…悪くねえ。
クソが……何故、見極めれた?」
ケイト「…話してみないとわからないことだってあるよ……
抱えているのがどんな思いなのか、どれほど強い想いなのか。
お前のそれは…見ていて、とても痛々しかった。
八つ当たりして、自分で自分を傷付ける真似を繰り返し続けて…
とても見ていられなかった」
ザンザス「…何故、そう思う?何故痛む?」