第59章 承継人
その後…9代目に連れられてザンザスは引き上げていった。
長い夜が終わりを告げる中…
治らない私の傷に獄寺がリボーンへ問いかけていたが、本人の気質、性格の問題だと答えていた。
自分を治すことよりも、他を治すことを優先してしまう。
この能力を発現した時、これで心の傷も癒せれば…という一言も聞かれていた。
夢の中、笹川と出会った頃と雲雀が守護者になった時の夢を見ていた。
笹川と出会った時、ボクシングで戦わされ、熱心に勧誘されたが…
風紀委員に入れると聞かない雲雀によって大乱闘へと発展した。
雲雀は私の雲の守護者になることと引き換えに、私を風紀委員とした。
そして契約書に目を通してサインするように言われた。
契約書にある内容は大まかに分けると…応接室を教室とする、常に雲雀の傍で巡回する、書類の処理を手伝う、雲雀の伴侶となること。
ケイト「さり気無く何混ぜてんの!!?;
見落とすとこだったよ!;」
雲雀「君が気に入った」きっぱり
ケイト「本人の意思無視!!?;」
雲雀「それと最大の利点は…
授業免除、ただしテストは応接室で受けてもらうよ。
勉強も教師の代わりに僕が教えよう」
ケイト「わかった、風紀委員になる」きっぱり
学ランを着せられ、応接室と通うことになった。
京子達とは友人の関係を維持できていた。
ハル「死ぬほど心配しました(ぐすっ!)
無茶しないで下さい!!」
ケイト「あ、あはは…ごめんなさい;」しゅん
リングは十字架とは違うチェーンで首からぶら下げられていた。
それから…祝勝会ということで店へ移動させられた。
傷だらけの中、チャンピオンベルトを手渡された。
ザンザス「…」
獄寺「なっ!
何でてめえが来やがる!!?
って何で10代目の隣の席に座ってんだ!当然のように!しかも俺の!」
ザンザス「…」すっ←紙を差し出す
獄寺「なっ!9代目の勅命書!?」
要約、ザンザスをお前に仕えさせる、好きに使ってくれ。
ケイト「何でやねん!!;」
リボーン「教師として護衛につけさせるぞ。
これで完璧だな!」
ケイト「ダメじゃん!違和感ありあり!!;
ザンザス…9代目とは、ちゃんと話せた?」
ザンザス「お前の言う通りだった」
リボーン「お前の思い、届いたな…よかったな、ケイ」
ケイト「…うん!」微笑&頷