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Unlimited【ダンまち】

第59章 承継人





ケイト「?何がおかしいんだ?」

骸「…あなたのような女性は…初めてですよ…


ですが…もう、遅い」

復讐者「…」

骸「…お別れです…

あなたのような人がいることを、最後に知れてよかった」微笑


扉から復讐者が現れ、チェーンを投げ付ける中…それを私は迷わず断ち切った。



復讐者「…何のつもりだ?」

リボーン「ケイ!やめろ!

流石に今回ばかりは…相手がわりぃぞ」


ケイト「それでも…構わない……

見過ごす気はない!!


苦しんだ、世界を憎んだ、力を得て報復を選んだ、その罪は確かに拭い去れはしないだろう。

だが…やっと、前に進み出せそうなんだ…
その邪魔は、私がさせない!!

こいつらの身柄は、私が貰い受ける!!!」

復讐者「…なら…お前も連れていくまでだ」

リボーン「世界中の人達から狙われてもいいのか?」

ケイト「ああ…

それでも私は…護り抜きたい」
リボーン「命狙われたのにか?」
ケイト「関係ない!!

私は生きてるだろ?
人間だろ?

人として、ひどい目に遭いそうになってるのに放っておけるか!!」
リボーン「こいつが自分でやったことへの裁きだろ?」
ケイト「人の罪は人が裁くものじゃない!!

本来…本人で、自分で裁くべきものだ!
他人が、他人の物差しで測って裁いていいわけじゃない!!」

リボーン「……覚悟は…できてるんだな?」

ケイト「ああ!


………あれ?

お前…呪われているのか?」

復讐者「…それがどうした?」じゃら←鎖を鳴らす

ケイト「今治すよ」

ふっ

次の瞬間、復讐者の前から消えた。瞬時に間合いを詰めたのだ。

そして手に触れると同時に呪いを浄化していき、僅かに残っている「呪われる前の状態の細胞」をもとに調和の性質を使い、前の状態のものへ範囲を拡げながら治していくようにし、全身を完全に元に戻した。



炎が宿す効果は浄化、そして大空属性による調和。


調和とは、『大きなもの』と「小さなもの」をバランスよくすること。
『』へ「」を取り込ませ、合わさせることにある。

すなわち、コツを掴み、うまく扱えば変換も可能となる。
炎で囲う範囲・影響を及ぼす範囲を調整・限定すれば、範囲を徐々に拡げつつ連鎖的に続けていくことで最終的に「」を『』へ変換させることが可能となる。

だからこそできたことでもある。


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