第59章 承継人
ケイト「何だってやった…
どんな技術だって身に付けた。
教えられれば真剣に取り組んで、全部…頑張った。
その結果、報われなくたって構わないんだ…
一番怖いのは…何もせずに見送ることだから。
全部…救えないのはわかってる。
でも…少なくとも、手の届く範囲は助けたい。
『導きなさい』
幼い頃に聞いた時から、心に決めてた。
それだけは…譲るつもりは毛頭ないよ」
フィン「やるだけやった後は…?」
ケイト「…その結果をばねにして…活かして、生きていくよ。
どれだけ苦くても、生きているんだから…頑張る!」
フィン「ああ…それがいい^^
よかったよ…」
ケイト「え?」
フィン「ちゃんと…答えを見つけられて…
もう、大丈夫だ…
この経験は…前に踏み出す原動力になる(真剣&微笑)
決して、実にならない話なんかではないよ」微笑&なで←2261ページ参照
ケイト「!!」瞠目
フィン「いつでも心して聞くし…付き合うから。
ちゃんと、伝えて欲しい。
疑問に思うことも、感じたことも…君の全てを、僕にだけは」
ケイト「うん…約束するよ。
前に向く為に、これほど辛抱強く…付き合ってくれたし、頑張ってくれたから。
ちゃんと…前を向くから、頑張るから…」微笑
フィン「ああ…共に、越えていこう。今という時を…」微笑
そう笑い合い、唇を交わし合う中…
優しく笑みを浮かべながら、周囲は黙って見守ってくれていた。
心なしか晴れ渡った空もより一層晴れ、日差しも温かく…優しく感じた。
・神という種族の子を作る際、行為について(ちょこっと余談)
勿論、する気の人達もいたようだが……
フィン「………・・」
『……;』たらーり
無論、殺気で捻じ伏せた。物理的に。
怒気や殺気、それらは気であり物質ではない為、物理的に働きかけることはできない。
はずなのだが…それは密度が限界を超えると物質化する。
よって……かなりのもの、神の力も自然と出ていたことで異常なまでにブレーキをかけさせていた。
後にガレス曰く…「そんな命知らずはいない」とのことだ。
…そこ(殺し)までする気はないんだけれどね?^^;
テロップ『どーだか』じと目←2241ページ参照
ぱかぁん!!←フィンが無言でテロップを殴る