第9章 Lv.7
でも弱ったな…右手で書く方だから仕事ができない。
まあ…彼女の触り心地を堪能するのも悪くはない、かな(微笑)
そっ
反対側の頬を左手で撫でると、気持ちよさそうにすり寄ってきた。
フィン「くす)^^…甘えん坊さんめ//」
目を細めながらそう言葉を零す中、不思議と頬のゆるみが取れなかった。
ティオネには一応伝えた。自分の気持ちも、全て…
それでもどうやら、好きという想いは変わらないらしい。
もし僕が逆に(ケイトに)振られていたとしても、きっと諦めきれないだろう。ティオネと同じように…
だからこそ僕は、誠意のつもりで伝えた。
それから二人で話し合った結果、今まで通りということで昨晩の内にケリがついた。
ケイトがその件を気にする可能性もあるし、念の為にそのことも含めて説明しておいた。
これはあくまで、僕とティオネの問題だ。ケイトにまで気にさせたくはないからね。
彼女のことだ。きっと知れば責任を感じて、余計な気を回そうとするだろう(片目瞑&溜息)←苦笑交じり
だからこそ話したんだけど…ティオネは純愛を奪ったと暴走しかけるし、そして当人(ケイト)は眠りこけているし……
うん…中々に大変な修羅場だったね……(遠い目)←目が死んでいる
それから起きた後、朝御飯を食べに共に食堂へ向かった。
ふらついていたから、強引に姫様抱っこしたわけなんだけど…
一瞬で真っ赤になって慌てふためいていた。
やはり意識するのだろう、初恋だとわかったあの日から。
あの日の晩に執務室で告白の返事をされる前の夕暮れ
たまたま居合わせた時、あんな風に言われたからね。←目を伏せながら考え込んでる人
あんな風↓
ケイト「出たああああああああああああああああ!/////////」
ぴゅううううううううううう!!←脱兎の如くケイトは走り去った
フィン「…ちょっと傷付くなあ^^;」腕組
『あの団長がしょげてる!!』←今までに見たことない表情に驚いている