第9章 Lv.7
ケイト「……ん…」もぞ
?なんだろ、これ?
あったかい…どこか、触れてて安心する。
金色の短髪…………
ケイト「!!…
(フィン?あれ?寝てる?しかも私の左頬に頭を付けたまま?
ってあれ?毛布がフィンの肩にかかってる。
って言うかここで執務やってたの!?;書類の山が机の上に!;
心配するあまりにってこと?と言うか…
ダメだ。安心して眠くなってきた」うとうと
フィン「…ん」もぞ
寝息が!寝息がかかってる!!//
フィン「…(むくっ)
7時過ぎか…しまった。少し寝過ごした」
ケイト「ぼー)……」
フィン「!
…ケイト、起きた?」
ケイト「…まだ…眠い」もぞ
フィン「…お疲れ様」微笑&なでなで
ケイト「ん…フィンの手…あったかくて、気持ちいい」
フィン「ははっ。君の頬の方が気持ちいいよ^^」そっ
頭を撫でたかと思ったら、今度は左頬に右手を当てて撫でてきた。
ケイト「ダメ…だよ…また…眠っちゃう」
フィン「何時に起こして欲しい?」
ケイト「ん……朝御飯の、時までには」
フィン「わかった。8時には起こすよ?」
ケイト「ん…」ぎゅっ
フィン「!」
ケイト「右手、このまま…で…いさ、……すー」
フィン「……眠った、か。
(おかえりを)言いそびれちゃったな^^;(苦笑)
…でも…目が覚めてよかった」ほっ
両目を瞑りつつ、安心したかのように口の端は僅かに上がっており
安堵の息を零しながらのその表情を最後に…再び私の意識は、暗闇の中に沈んだ。
と言うより…夢を全く見ずに目覚めたからこそだろうか。
寝た気がせず、まだもうちょっと休んでいたい気持ちに駆られた。